緩和ケア病棟に紹介されたとき
一通り検査をして現状を把握します
問題を明らかにした上で
できることをやる
それが基本です
捉えるのは全身
心も含め全身、全体です
紹介元の主治医は
自分が担当する分野、およびその周辺を中心に
患者さんを診ていることが多いと感じます
がんは数ヶ月大きくなっていない
だからこの先 数ヶ月から半年は今のままでいられるでしょう
・・と説明されてきたかたが
転院後の検査で腎不全、心不全が判明
(紹介もとでも同じようなデータはでています)
こちらからの説明は紹介もとの主治医の見立てとは異なります
ひと月先には今と同じように自分のことを自分でするのは難しくなっていると思います・・と
一歩さがり、全体を見ることが必要な状態
緩和ケア医にはその「見る目」があるのです