あとどれくらいですか

という質問を受けることがあります
余命です

正直わかりません
これが本当のところです
ただ
今後こうなる・・・・・・ということは
予測できるので 
そういうことをお話していきます


ご家族が来られて 
遠方からも来られて 
何日も賑やかな日が続くと
患者さんの容態は
悪いながらも 落ち着く事が多く

そんな時
あとどれくらいですか
という質問を再度受けます

容態が悪くなり駆けつけたものの
1週間
10日と時間が経つ

やはり仕事もあり
家のこともあり
みなさんどうしようか・・・・・・と悩まれます

ずっと居てあげたい気持ちと
生活の板挟み

そんな時は
現場スタッフの出番だと思っています
医師、看護師、看護助手、セラピスト
皆が代わる代わる

何度もお部屋に伺い
声をかけ
手を握り
身体をさすります

ご家族には
側にいて欲しい気持ちもあるでしょうが
みなさんにいつも通りの生活をして欲しい
そういう思いもあるはずです
無理のない範囲で付き添ってあげてくださいと

どんな看取りになるか
誰にもわかりません

大切なのは
見送るまでの過程だと思います