私が住んでいる地域には
緩和ケア病棟をもつ病院が7つあります
車で1時間かからない地域に
密集しています

すごく恵まれた地域です

各病院は緩和ケア外来を開設しています

緩和ケアを受けるのは
その緩和ケア外来へ紹介される
というのが1番多いと思います
時々、ご自分で予約をとられる方もいます

病院に入院されている方が
緩和ケア病棟へ転院したいときには

入院中の病院の主治医が紹介状をかき
ご家族が緩和ケア外来の予約をして
患者さんの代わりに緩和ケア病棟への
入院をするにあたっての面談をうけます

患者さんはいないので
ご家族からのお話だけになりますので
細かいこともうかがいながら
緩和ケアとは~ということから
現在の状態
困っていること
今後のこと
何をしていくのか
どのようになるか

・・・・・・たくさんのことをお話します

この7つの病院のうち
緩和ケア病棟に入院する前に
基本的には一般の病棟に入院をする~
というやり方の病院がいくつかあります
あくまでも基本的に・・・・・・です
状態によってはもちろん緩和ケア病棟へ
となっているはずです

緩和ケア病棟は入院料が決まっていて
検査や薬、点滴、処置
医療にかかるお金の大半は
その入院料に含まれています

つまり検査をすればその費用は
いただいた入院料から払うので
儲け(不適切な表現で申し訳ありません)が減ります
しかし
一般病棟は検査をすればその費用は
請求できます
薬を処方すれば処方箋料も薬代も
請求できます

なので、一般病棟に一旦入院していただき
必要な検査をした上で
緩和ケア病棟へ入院していただくのか
何某か(点滴、投薬、胸水腹水の処置など)の
治療をするのかを判断しています

全ての病院がそうだ!というわけではないですが
緩和ケアを緩和ケア病棟で提供することよりも
病院の利益を優先し
場所は一般病棟で
緩和ケアは提供します・・・・・・ということもおこるのです