8月に緩和ケア病棟を見学にきていた親子
お母さんが肺がんでした

主治医に緩和ケア病棟を見てくるように言われたとのことで
突然見学に来ていました 
表情はかたく
「まだ治療するので」と怒ったように話されていました
ご本人も娘さんも
「行けと言われたから来ただけです」と

緩和ケアのことを説明しても
「治療するので」と

そして驚くことに
主治医も治療を再開したのです

腫瘍も増大し転移も広がり
大きくなっているということで紹介されたのですが・・

その後
さらに脳転移し動けなくなり
この5ヶ月で廃用がすすみ
結局継続することができず
治療は延期、延期・・・・・・実質中止です

動けないということで
入院を希望され
久しぶりにお目にかがかった時は
別人のようでした

寝返りも打てず
座ることもできません
食べることも
話すこともできません

緩和ケアを受けていたら
この5ヶ月は違った経過となっていたはず

残念です

遅すぎました
もう少し早くから関わることができていたら
やれることはたくさんあったのに

お見送りするとき娘さんが言いました
「ここに来てよかった」と

もっと早く緩和ケアを受けて欲しかったと
心から思います