彼女は自分の思いを強く持っていました
治療そのものについても強い意志があり
主治医はへそを曲げてしまいました
治療すれば生きられるのに!という思いから・・・
周りのナースも気持ちは主治医と同じでした
治療しかないのに・・・・・・と
ほかの医師に変わりましたが
うまくいきませんでした
そして私の前勤務先の緩和ケア外来に紹介となりました
彼女が緩和ケアを選んだことにも
しっかりとした思いがありました
私は医師としてより
少しだけ患者としての思いの方が強く
命の長さではなく
生き方をサポートすること
治療はしなくても
困ったことにならないようにする
これが基本だと話すと
すんなり受け入れてくれ
彼女との二人三脚が始まりました
医師それぞれに関わり方がありますが
わたしは私のやり方で
患者さんの生活を支援しています
彼女の病状はかなり深刻になり
そのこともお話しました
死ぬのは怖くないと言っていた彼女から
もう少し生きたいと思うようになったと
ききました
やれることはまだまだあります
やるべき事をすれば
時間がちゃんとできます
大切に生きて欲しいとおもいます