肺がんが進行し
気管支が閉塞
呼吸苦があり
動くことができません
それでも動こうとするので
顔色が悪くなり
話せなくなり
ご家族は不安でたまりません
なんとか訪問看護サービスは導入しました
薬剤によるコントロールもできていました
しかし
病状は厳しく
今後について決めていかなければいけない状況です
息絶えだえに「入院はいや」と
主張するご本人と
不安でたまらないご家族のあいだで
看護師さんは一生懸命両者の気持ちを調整しました
そして入院することに
その日に担当する医師による対応となり
(つまり主治医不在、指示もなし)
もっぱら血中の酸素濃度を上げることに専念されてしまいます
数字をあげても
それは一時的なもの
最優先すべきは
症状のコントロールです
続いて看護師さんによる
喀痰吸引
首をふり
やめてくれーと訴える様子がカルテに記載されていました
そして帰る!帰らして!と訴え続けたようです
5日間入院され病院で亡くなりました
医師たちの知識不足
経験不足
それによる
患者さんやご家族への情報提供不足
知らないということが
このような結果になるのです
そこまでの吸引をするかしないかは置いといて
自宅でも吸引は可能です
酸素投与も可能です
(やりませんが)
担当した医師がやったように
マスクを顔にあて
徒手的に酸素を送り込み
酸素濃度を上げるという行為も
家でもできます
入院だからできることもたくさんあります
家でしかできないこともあります