家にいたい
と願い続けたおじいちゃん

奥さんも高齢で
なかなか体が言うことを聞きませんが
なるべくおじいちゃんの言う通りに
してあげたいと
一生懸命されてました

長男さんもお嫁さんも
好きなようにさせてやりたいと
お母さんを手伝いながら
できることをされていました

でも肺がんの影響で息苦しくなり
病院へ行こう!と連れてきました

看護師さん達がワサワサしています

誰に見てもらう?・・・・・・これ看護師さんたちの
悩むところです 
主治医はなんと週一で数時間診察している医師
今日はいません


私はバイトでたまたま外来をしていました
すぐに状況がみえてきたので
診察をすることにしました

数日前にも救急で連れてきたようで
CT画像も既にありました
確認すると 
この3ヶ月で急速に肺の腫瘍が大きくなっています
気管支の一部は腫瘍で閉塞し
他のところにも狭窄がみられました

何が起きている
今後何が起きる
という視点でお伝えしておかなければいけません

しかし
大きくなってる
進んでる
しか説明されておらず

病状の理解ができていないために
目の前の患者さんの容態に納得がいかないのです

画像を見ながら
ここが詰まっているところ
こうして細くなっている
と説明すればわかります
そして大きくなり広がっている腫瘍は
どんな素人がみても一目瞭然

どうするか?
どうなるか・・・・・・

そして
それに対し
どうする
どうしたい 

なのです