先の記事は医療者に対する思いを書いたものです
治療を担当している医師が
緩和ケア病棟へ紹介する際のタイミング
そこにコメントをしました
患者さんやご家族には
緩和ケア病棟そのものがよくわかっていないことが多いでしょうし
個々の医師により入院面談の方法も違います
がんの治療はおこなわない
これはどこも同じですが
輸血や輸液、腹水や胸水に対する処置
ステントに対する処置等
個々の医師や病院により様々です
治療担当医が
適切な場所を
適切な時期に
紹介しなければいけない
ということです
しかし
例えば
つぎの抗がん剤治療は今の状態では出来ない
そんな時
ただ、入院継続し
毎日何もせず
痛みや苦痛の緩和すらもしてもらえず
翌週も同じ
ただ入院している状態
･･････
で、弱ってしまってから
医師から
｢やはりできません｣
とか
｢やるなら命にかかわることをご了承いただいて～｣という話になることが多くあります
その見極めこそが医師の仕事かと思います
数名の医師、看護師が担当していることが多く
大半の意見、見解ではなく
1人の考えが通ったりしているのです
それがおかしいとわかっていても通る
私は医師ですが患者なので
その現実こそが問題だと感じています