乳がんが再発した女性のお母さん
いつも診察の時には一緒に来ます

2人は診察室で並んで私の前に座るので
あ母さんの表情は私からはよく見える

娘さんのことが心配でしかたがない
不安でいっぱい

診察の時はいつもノートをとっている

娘さんの体調がよくないときは
おかあさんも目に涙をためている

乳がんが骨転移していて
痛みが強い時
あ母さんは娘さんの体をさすりながら
2人で泣く

現実に途方にくれるのだという

最近娘さんの体調がすぐれず
今までなかった症状もでてきていて・・・・・・

お母さんの心はパンク寸前

娘さんとは別でお話をする機会をもった

泣いて
文句を口にして
そうやって吐き出すことで

お母さんには少し笑顔が戻った

辛くて苦しくて嫌だって思うけど
これが無くなったら
その時は娘さんと別れなければいけない時
だから
今のままでいい

母の涙は前に進むための涙