がんの患者さん
その周囲には
その患者さんをささえる人がいます

御家族は最も近くで
その患者さんを見ています

ノートに治療の経過を書き
飲んでるくすり
いつ痛くて、何を飲んだか
細かく書いて知らせてくださる方もいます

御本人とともに説明を聞き
受け止め
前に進む

辛い時

共に泣くことはあっても
御家族は患者さんの背中をさすり
涙をふいて
手を取って
立ち上がる

ご自分の思いを
吐き出す場所がないように感じます

残り時間が少なくなってきていることを
息子さんにお伝えしました


私からの話に

息子さん
半年以上前にかかっていた医師から「余命」をきいていたのでわかっていることです
と言いました 




その後悲痛な表情でうつむき
動きが止まってしまいます
言葉もでず
目に涙をためて
じっとしていました


この息子さん
お母さん、つまり患者さんの妻に
病状を伝えないという選択をしていました

お母さんも持病があり
理解力が少し低下しているため
話す時は息子さんから話すので何も言わないで

そうおっしゃっていました


それが正しいかどうかはわかりません
患者さんの御家族の思い

深く
愛情にあふれ

つらく
悲しい思い

お部屋を出た御家族の背中を
優しくさすっている看護師さん

かわってあげられないけど
思いを共有しています