食事がとれず
倦怠感で起き上がることができなくなっている方がいます

奥さんは仕事を終えると
1時間車を運転し
面会に来られます

泊まってご主人と過ごされる日もあります

治療ができなくなった時
腹水が溜まりはじめたとき
痛みがでたとき

患者さんはもちろんですが
奥様も不安と悲しみ、怒りを感じておられます

カンファレンスのときのこと
その方の容態について話し合いをしました

主治医
「ご家族の様子はどう?」
ナース1
「さっきそこ歩いてましたけど普通です」
ナース2
「特に変わったことないです」

主治医「・・・・・・」

主治医
「普通なわけないでしょ
話をきいてあげてください
どこに気持ちをもっていけるっていうんですか?いっぱいいっぱいになってるはずですよ」

私が奥さんと話すとき
奥さんはいつも嗚咽を押し殺しながら泣かれます

私は背中をさすり
話を聞くこと
症状について説明することしかできません

やれることは全てやっていますが
しんどさはやはり続きます
なにより患者さんの
「治したい!」を叶えることができません

ナースたちにも
患者さんだけでなく
寄り添っているご家族の気持ちを見てほしいと思います