入院した際に
病状が悪化したり
急変した時の蘇生について聞くことになっています
どう生きるか
どう死ぬか
考えていない場合
答えがでません
御本人が意思表示するのがいちばんよいとおもいます
どう死にたいか
考えておくべきです
お部屋に伺うたびに
呼吸がとまっているか確認をしなければいけないような
そんな状態の患者さんがいます
ご家族間には長い間にできた溝があり
精神疾患のある息子さんだけが面会にきています
息子さんの体調によっては話ができますが
大半の場合、話ができません
そんな状況のなか
お別れの仕方を決めていくのはとても難しいことです
御本人の意思の確認は
以前担当していた医師がおこなっていました
「蘇生を希望しない」でした
しかし
きちんとした確認ができていなかったらしく
ここにきて
息子さんが
長生きしたいとずっと言っていたので
何でもやってほしい!やるべきだ!
と
今回はいくつか問題点があり
このような状況になってしまいました
一番の要因はコミュニケーション不足です
前医は終末期のがん患者を受け入れる際
蘇生を希望しない
なにもせず看取る
ということを当たり前とし
さらーっと説明をすることで同意を得た~と
していました
実際息子さんもご本人も
前医とそのような話をした記憶すらないというのです
しかしカルテにはきちんと記載があります
記載内容はどの患者さんも同じ
つまりテンプレートに入れてある文章です
1人1人生き方も違えば
死に方も違います
そこにも真剣に向き合うべきなのに
このようなことはとても残念なことです