70歳の女性患者さん
がんが進行し抗がん剤治療の効果がほとんどなくなり
緩和ケア病棟に入院となったときには
残り時間は月単位とされていました
気持ちが塞ぎ
前向きになんてなれません
当たり前のことです
しかし
残り時間をご自分らしく過ごせるよう
精一杯サポートするのが緩和ケアの役割です
本来ならば
できること
やりたいこと
それを見つけ
支えます
しかし
この方は寝たきりで9ヵ月...
幸い病状は進行せず安定しました
経過中
気分が塞ぎ
たしかに気難しくなることが多かったようです
しかし
それを理由に放置していいはずがありません
起きてみませんか?
外の空気を吸いに行きましょう!
そんなきっかけからリハビリをおこなうべきだったと考えます
この方は尿管カテーテルを留置され
寝たきりで放置されたため
廃用がすすみ
座ることさえできなくなっています
緩和ケアの結果廃用
ありえない結末です
今月から主治医となり早速リハビリを始めました
喜んで取り組んでいらっしゃいます
起きて見る景色は
寝たまま見る景色と異なり
その方には笑顔が増えました