マタニティーマークについてたくさんのご意見、ありがとうございます。

つけている/つけていたという方の中には、私と同じように「座席を譲ってほしい」という意味合いというよりは「座席に座っている時に見せるため」という方も多いようですね。また、つけても譲ってもらえることは少なかった、詰め詰めの満員電車ではいずれにしても役に立たないとも・・。仕方ないですが。

妊婦以外の立場で見ると、「あの人はちょっと小太りなのか妊婦なのか微妙で、席を譲っていいものか迷うのでつけてほしい」という意見はよくききますね。妊娠初期の一番つらい時期や、臨月近くで明らかに妊婦だと誰の目から見てもわかる状態以外の時に、周りに妊娠中だと知ってもらうにはいいマークだと思います。

多かったのが、自分がなかなか妊娠したくても出来なかった時にあのマークを見ると辛かったのでつける気になれないというものや、マタニティマークをつけると嫌がらせをされるということがあるらしいので怖いという意見でした。

私も自分が望んでも妊娠できる環境になかったり、妊娠出来ていないころは、マークを見て辛くなったという経験は実際にあるので、理解できます。

ただ、お腹が大きくなってきたり、赤ちゃんや子供を連れていれば、マークの有無に関わらず傷つく人は傷つくし、嫌がらせについても同じだと思うのです。
授かりたくてもできない人がいるから、子供を連れて外出するのはやめようということにはならないと思うのです。

まああのマークのデザインがちょっと可愛すぎるというか、ピンクでハートなので「きゃぴきゃぴ」して見えるのが、「これ見よがしにつけている」という風に感じる人がいる原因かも知れません。

あまり「妊婦である」ということを前面に出さず、援助や配慮を求めているということを示したい方には、「ヘルプマーク」というものがありますので、そちらもバンバン使っていただけると「妊婦様」と見られることがなくていいかも知れません。マークの普及にもなりますし。(まだ知名度が低いのが難点です)
妊娠に限らず、見た目には分からないけれども、周囲の配慮や援助が必要な方がいるということにもマタニティマークについて考えることをきっかけに目を向けていただけるといいと思います。

私は、一妊婦としては多少気を使いながらマークをつけるという感じですが、産婦人科医として妊婦さんたちの「通勤電車が辛い、誰も譲ってくれない」などなどの悩みや訴えをいつも聞いている立場としては、当たり前のように妊婦さんが大事にされる(もちろんそれ以外に健康等に問題がある方も)世の中になってほしいと思っているので、マタニティーマークがもっと普及するといいなと思っています。

さて、こちらがヴィリーナで買ったマタニティワンピの一つ。



自宅に姿見がないのでエレベーターで撮影。
うーん、分かりにくくてすみません。
とっても楽ちんです。

自撮り、練習しますね・・(夫に撮ってもらったらもっとイケてなかった)