ヨミドクターというサイトに書いた、

議論紛糾、子連れの新幹線移動

という記事のコメント欄がなかなかの盛り上がりを見せているのですが、こんなコメントがありました。男性のようです。

子供の気持ちを理解すれば?
[おーさん]2014年1月8日
私が外国から日本に子供を連れてきたときは、生後8ヶ月と、2歳半の時でした。
飛行機内では睡眠薬ではなく、常用するシロップの解熱剤(睡眠作用がある)を事前に飲ませ、スクリーンの一番前の席で、乳幼児用のかごをセットしてもらい、そこで寝せていました。
それでも起きてぐずるようであれば、機内一番後ろのキャビンデッキに行き、CAさん達と一緒にあやしていました。妻と交代で子供の面倒を見ていました。

新幹線ではまず一番後ろか、一番前の席を予約してベビーカーなどは底へ収納し、騒がないようにすることを約束して言い聞かせていました。
それでもずっと椅子に座っているのは大人でも退屈なので、そのときは私が付き添って車内を散歩して子供の気を紛らわせていました。

親ならば自分の子供がどうしてぐずるのか、泣いているのか、まず理由を考えて適切な対応をすべきです。「泣くから仕方ない」では育児放棄です。
おむつは濡れていないか、衣服はきつくないか、寒いのか、暑いのか、お腹がすいているのか、うるさくて眠れないのか、遊びたいのか、窓の外を見たいのか、いろいろ想像を巡らせて、子供が興味を持っておとなしくなる手段を考えるべきです。子供の気持ちになって考えましょう。

そうすれば、子供が成長しても抑圧から来る情緒不安定でキレる性格になったり、引きこもりなどになることはまずないです。
自分のやりたいことを犠牲にしてでも子供の状況を常に注視しておくべきです。


いやあ、思うところはいろいろあるんですが、

おむつは濡れていないか、衣服はきつくないか、寒いのか、暑いのか、お腹がすいているのか、うるさくて眠れないのか、遊びたいのか、窓の外を見たいのか、いろいろ想像を巡らせて、子供が興味を持っておとなしくなる手段を考えるべきです。子供の気持ちになって考えましょう。

寒いとか衣服とか空腹とかおむつとかおもちゃとか、ぜーんぶ大丈夫でもグズる時なんていくらでもありますよね~?
そんなに人間て単純な生物じゃないし。

泣いてる理由、グズっている理由が全部分かって対処できる子どももいるのかもしれませんが、人間なんて個体差が大きすぎるし、すべての子どもは泣いてる理由が分かってその気になればコントロール可能というのは暴論ですよね。

医者でもたまーにいるんですが、お腹が痛い、熱が出ている、などの症状は、今ある検査を駆使すれば原因が必ず分かって、説明が付けられる、と思っている人いるんですよ。(もちろん、患者さんの側でそう誤解している人が多いのは仕方の無い話として)
想像はついたとしても、「あなたの○○という症状の原因は○○です」なんて断言出来ないこと、いくらでもあるんですが(そもそも複雑な有機生命体の仕組みのうち、今の医学で分かっていることなんて一部でしかありませんし)、医者の側がそう思っているとかなり間違った方向に向かう事もありますからね。

とりあえず、人間だもの。そんな簡単に分かんない事も制御できないこともあります。

全能感にあふれた人たちとはなるべく関わりたくないですね・・