あるテレビ番組でおじいさまコメンテーターさんたちが、未受精卵の卵子凍結保存のことを、

神への冒涜だ!」

って言ってて、生殖に関する新しい技術を否定的にとらえる人は多いよねって体外受精で妊娠した人と話していたら、

「友達に体外受精で妊娠したって言ったら、『ああ、試験管のやつ?』って言われて、それ言うか?って思った・・」

と。それはショックだっただろうなあ・・

確かに体外受精が始められたころには「試験管ベビー」と言われ、世論に否定的にとらえられていました。

日本では1980年代から行われ、はじめの頃に体外受精で誕生した赤ちゃんは今や30歳。
現在生まれている赤ちゃんの約40人に1人は体外受精による妊娠です。

もちろんこれからも長期的に影響がないか追跡して行かないといけませんが、恩恵を受ける人・技術のために生まれることができる命とすぐには分からない副作用・起こりえる問題をてんびんにかけることなく、生理的な反応で「冒涜だ!」と言うのはどうかと思いますねえ。

自分には関係ない人がそういうことを言うのかな?