建築用材として活用する木材

建物の土台、柱、梁材(建築の主要構造部)として使用する木材は北斜面で植林して60年以上経過した木材を使用するのが理想でありますが、北斜面でそこまで管理して植林されている木材はそうはありません。和歌山県田辺市に山長商店がありますが、そこは管理し、そのように植林していますし、山で60年経過した木材を建築材として使っています。60年経過しても北斜面に植わっている木は直径20センチくらいしかなりません。やっと5寸角の柱が取れるくらいですが、中身が違います。年輪がものすごく細かく入っていて、セルロース部分が多く水を吸ったりするリグニン部がまた細かく、曲げ圧縮に対して丈夫に出来ている木材です。それを選んで建築しているのです。こうして建てられた住宅は200年経過しても十分風雪に耐えられる家です。

南斜面でただ大きくなったら木材は床材に使用すれば足の裏にヒットします。とてもよい質感を感じます。

山の地主の嘆き

今、愛知県東栄町に一千町歩ほどの山を持っている地主さんが植林して50年経過し、直径40~50センチに成長した木を伐採し名古屋の市場に出荷したところ、地主に入ってきた代金が一本辺り250円にしかならず、後は木を伐採し山から出し、トラックで運搬する代価で消えたそうです。木を伐採した山に、また苗木を植林しようとしますと一本苗木を買う事も出来ないことでは山に木を植えたり伐採したりする事をする人はいなくなります。日本の山をこんな事にして良いのでしょうか。他の国から安いからと言って、今まで木を買って来ましたが、その後の山の姿はどうなっているかと言えば植林しないので山が荒廃し、日本は木を安く買い叩き買って行くだけだと言ってアジアの人達から文句を言われるようになって来た。日本には木が沢山あるのに、なぜ我々の木を日本は買いに来るのか。他国からこのように言われている事を国民は知っているのだろうか。アジアの人たちは日本を最近このように見ています。

これからもっとアジアの人達と友好関係を構築していかなればならないのに。

到達点


 平成11年に国が定めた省エネルギー基準を考え、次世代住宅基準にならい愛知県は第Ⅳ地域に分類され、熱損失係数Q値(W/㎡K)…2.7以下になる住宅を作る。

私達は上記の基準より少し上を望み、外気温と室内の温度差を20度あるようにする。今の株式会社サカエの現状は3月の始めに豊田工業高等専門学校建築科鈴木准教授に測定していただいた東海市の住宅が室内・外の温度差が17度で熱損失係数Q値が2・67.

今すでに次世代基準になっていますが、もう少し工夫をし住宅価格を上げずに性能を高める努力をする所存です。