シュル・リー最新情報 | 日本のソムリエ・甲州ワインの伝道師ブログ

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「日本のワイン」を愛する「甲州ワインの伝道師」シニアソムリエ大山が日々の出来事を綴るブログです!

甲州ワインでも特に成功しているカテゴリーが
シュル・リーである。

1980代前半にメルシャンが成功させたこの
醸造技術はもともとフランスのロワール地方沿岸部
ナント地区
で産する【ムスカデMUSCADET】
広く使われている技術で、代表銘柄は
【ムスカデ セーブル・エ・メーヌ シュール・リー】
である。

大抵の酒屋さんで買える安価なワインで
特徴は『極辛口』なワイン。

甘口好きには舌が痛いほどドライで
好き嫌いが分かれる所。

その技術が採用された背景には
当時甲州ワインは甘口主体で、
辛口と言える物で醸造家が納得出来る
品質の物が無かった為。



もちろん醸造家の多くが
辛口の甲州ワイン造りに挑戦していたが
どうしても辛口にするとワインに【えぐみ】が
残り後口が良くない。


えぐみを取り除く努力がかえって
うすっぺらい水みたいなワインを生んだ。

そういう意味では辛口で厚みを出した
個性的な甲州ワインとして初めて
成功した技術ではないだろうか。

そのシュル・リーが今回規制緩和(?)で
変わろうとしている。


通常は発酵終了後澱引きをせず澱とワインを
接触させる(シュール・リーとは澱の上の意味)
期間が6ヶ月以上で6月末までに瓶詰めと規
定されていた。

それが2005年産から短縮されるらしい。

詳しくは現地調査してまた報告いたします。