ごぶさた更新とかいって、さもこれから更新をすると見せかけていきなり音沙汰なくなる男、曽美山です。はいどうも。おとさた更新とかいっておくほうがいいかもしれない。

 

さてさて、我が家も新築から住み始めて1年半を過ぎまして、まあまだ新築といっても全然許されるのではないかと思ってますが、建てる前に散々悩んで「きっとこれが正解のはず!」と選択してきたあれこれの実際のところもわかってきた感じです。

 

ということで今後、1年半経ったけど実際どうよ?ってことを書いていこうかなと思ってる次第ですが、まずは過去にも書きたかったけどデータも集まってなくてなかなか書けなかった太陽光発電について書きたいと思います。

 

誰かの参考に、という気持ちもあるけど、こういうブログ書いてると結構自分たちのメモになっているというか、「なんでこうしたんだっけ?」とか「実際いくらぐらいだったっけ?」とかね、思い出すのに便利なので、家建てる人は誰にも見られてなくても家ブログ書くのオススメ。

 

さて、まずは我が家の設置物や状況についてですが、

・メーカー:Qセルズ

・パワコン:9.9kw

・積載量:14.91kw(150%過積載)

・設備費用:2,684,000円

・FIT買取額:21円

・設置方角:全て東(気持ち南)

・日射状況:遮蔽物ほぼなし。ただし、西側に山があり、昼過ぎ頃から一帯が山の陰に覆われる。

・設置目的:完全に投資。エコとか災害時の対策とかの考えは後付け。営業にはむしろ「最近は太陽光つける人あんまりいないですよ」と言われたけど積極的にいきました。

 

と、こんな感じ。太陽光発電については過去にもいろいろ書いてるのでよかったらそちらを見てね。

 

 

そして、これまでの発電量が以下のとおりです。モニターから吸い上げたデータをExcelで加工しとります。(初年度の8月は中途半端なので割愛)

 

(図1)

まず図1ですが、月ごとにどれくらい発電しているかという図ですね。棒グラフのがよかったかもしれない。発電量は5月が最も多いという話を聞いてたのですが、うちの場合(2021年だけかもですが)熱で効率が下がると聞く真夏のほうが発電してるという結果に。それから、半年ほど分しかデータがないけど、大体月によってこれぐらいになるんだな、という形は見えたな、と感じます。10月から11月の下がり具合がえぐい。今年の1月がやたら多いんだけどなんでかな?と思ったら、昨年は積雪してたんでした。今年はパラパラと降った程度で全く積もってない。このあたりは九州のイメージ通りな感じでよい点ですね。天候に左右されるのはわかってたけど、やっぱり年によって差がでるもんじゃね。

 

(図2)

そして図2ですが、売電金額と、日中消費して浮いた電気代を買電(節約額)として、その合計を出してます。太陽光発電によって毎月どれだけの経済的メリットがでたのか、ということですね。太陽光からの消費分は表内に載ってない値から算出してます。

 

買電列で黄色のセルは単価の安い季節(春・秋)です。九電はシーズンごとに単価が異なるんですね。今回記事書くためにサイト見て初めて知ったかもしれん。なお、買電額については夏・冬を27円、春・秋を24円とし、それぞれ再エネ賦課金を3円として、30円と27円でざっくりと計算してます。合計列の着色部分は9月からの1年分の合計、四角枠は2021年の1年分の合計です。

 

同じ1年分の合計で6,000円ぐらい違いますが、2021年の中頃から在宅勤務が増えて、最終的にただの在宅(無職)になってるので消費分が増えてるからですね。売電の単価より日中の買電価格のほうが高いので、儲かってはないですが浮いた金額としてプラスになってます。

 

(図3)

で、図3は2021年の月ごとの時間別発電量の平均値をグラフ化したものです。うちの場合は東向きなので、朝早くから発電がはじまって、昼を過ぎると山の陰の影響もあって秋冬あたりは15時には割と終わってる感が漂ってますね。ていうか、パワコン9.9kwで、パネルは15kwなのに平均ではピークで8を超えてないので、まだ過積載してもよかったなという感じ。

 

とりあえず、設備費用としては年間268,400円、月間でいえば22,367円ほどを生み出せれば10年間のFITでプラマイゼロにできる計算で、現状は在宅によって日中使用量が増えてしまった分で売電ではなく買電節約のほうでメリットになっちゃってますが、全然余裕で毎月利益を生み出してくれているようで安心しました。売電のみでも年間30万超えてるし、上等上等。今後経年劣化はあるだろうけど、なんとかこんな感じで走り抜けていってもらいたい…!

 

(図4)

ついでに図4は買電含めた我が家の月別時間別の平均電気使用量です。うちは早朝から発電開始するため、7時~21時が昼間料金になるプランを選択してます。24時間つけっぱなしのエアコンが2つありますが、冷蔵庫、加湿器(夏は除湿器)、シーリングファン、サーキュレータとかを含めても大体0.8kwhくらい。あ、パソコンもずっとつけっぱだわ。しかし圧倒的に夜間の消費量が大きいなあ。深夜、特に冬場の値が暴れてますが、これはエコキュートですね。

 

これを見ると、2.5kwhを超えることってそんなになさそうだなという感じです。消費目的で太陽光つける方は日中しか使わないとすれば2kwhあれば十分な気も。なのでコンスタントにそれぐらいを稼ぎ出すことを目的に5~6kwhの積載量が主流なんでしょうかね。18~19時はIHコンロとかレンジとかを多用するからだろうけど、あとなんだろな。入浴中にエコキュートが動いてるとしか思えない。他にあるとしたら食洗器と生ごみ処理機?うーん?

 

図3と併せて見ると、昼間料金になる7時には大体1kwhは出力できてる感じなので、極力電気代を安く抑えるようにはできてる気がする。とはいえ、太陽光で浮いてるはずなのに電気代2万近くきてるので、ちょっと見直しがいるかもだなあ。

 

 

ちなみにただいまタイムセール中の簡易HEMS。コンセントに差すだけで↑みたいなデータがとれるようになります。部屋毎まで見れたら即決したのになー。