最近ハマっている
格闘技情報を仕入れるために
Xをスクロールしていたら、
とあるキャバ嬢インフルエンサーが
自らの命を絶って亡くなったらしい、
という投稿が流れてきた。
自分なりに短くまとめてみると、
推し活中の態度が悪いと別の
ファンたちに判断され、
多くの誹謗中傷のコメントや
DMなどが届いていたことが
原因だと言われている。
有名人が誹謗中傷を受け、
その末に自殺するという話は、
恋愛リアリティ番組
「テラスハウス」に
出演していた木村花さんの時にも
大きく報じられ、
社会問題となった。
もちろんSNSでの誹謗中傷が
本当の理由だったかどうかは、
もうご本人に聞くことはできない。
実際のところは
誰にもわからないので、
ここから先は
「もし、それが本当だとしたら」
という仮定で読んでいただきたい。
さて人が
どんなことに傷つき、
どんなことを悲しむかなど、
人が何に感情的反応をするのかは
人それぞれだ。
例えば同じ上司に
同じように叱られた部下がいたとしても、
前向きに捉えて
成長の糧にできる人もいれば、
落ち込んでしまい
会社に行くことが
辛くなってしまう人もいる。
SNSで言えば、
どんなにひどい
誹謗中傷を受けても、
ほとんど気にしない人もいれば、
何日か落ち込む程度で済む人もいる。
ちょっとしたことで
好きだった仕事を
辞めてしまう人もいれば、
自殺してしまう人も
いるということだ。
その違いは何なのだろう?
それを、
以前書いた
病気についての
投稿と同じように、
いくつかの層に
分けて考えてみようと思う。
一つ目は、心理的な要因。
私は
愛着形成、
幼少期の体験、
トラウマなどが、
その後の感情の反応パターンや、
出来事の意味づけ、
人との関わり方を
形づくるという説を採用している。
その積み重ねが、
世界や他者、
そして自分自身を
どう捉えるかという
心理的な土台になる。
特に3歳頃までの主たる養育者
(主に母親)との関係によって、
「世界は安全な場所なのか」
「自分は愛される存在なのか」
「自分には価値があるのか」
「人を信頼していいのか」
といった無意識の前提が形づくられ、
その前提を通して現実を解釈し、
感情的な反応が引き起こされる。
その結果、
自己肯定感や安心感が育まれ、
それが強く現れる人と、
反対に、
強い孤独感、悲しみ、
無力感、絶望感、
存在意義への疑問の方を
大きく抱えやすくなる人もいる。
また、
同じ出来事に直面して、
それにより打ちのめされるような
反応があったとしても、
そこから立ち直る力、
いわゆるレジリエンスにも
大きな違いが生まれる。
しかし、
これらは単なる
「心の問題」では終わらない。
心理と脳は
切り離すことが
できないからだ。
ということで
二つ目は、
生物学的な要因だ。
精神疾患、
遺伝的素因、
神経伝達物質、
脳機能、
睡眠障害など、
生物学的な要因が
自殺のリスクに関係することは
数多く報告されている。
これもまた
3歳までの主たる養育者
(主に母親)との関わりが、
子どもの脳や
神経系の発達、
その後の心身の発達にも
多大な影響を与えている。
また、
心理的な要因は
脳や神経系に影響を与え、
逆に脳の状態もまた心理に
大きな影響を与える。
これは
通常の状態では
ごく一般的な反応や関わりができても、
ストレスが大きくなることで
しばしば表面化される。
だが、
妊娠時の有害ケミカルへの暴露や喫煙、
転倒や暴力による妊婦のショック、
怪我、
その後の身体的トラウマの影響も大きいので、
すべてを愛着の問題にしているわけではない。
実際、
私の最大のトラウマは、
親との関わりではなかった。
赤ちゃんの頃、
二酸化炭素中毒で意識を失い、
危ないところで発見されていた。
それが
自分の人生に大きな影響を
与えていたことを
身をもって知ったのは、
50歳を過ぎてからだった。
そして
心(心理)と、
脳や神経系、
解剖生理学などの生物学的理由、
この二つは
別々のものではなく、
お互いに影響し合っている。
三つ目は、
環境や社会的な要因。
誹謗中傷、
いじめ、
失恋、
離婚、
経済的困窮、
病気、
大切な人との死別、
孤立。
世間で「自殺の原因」と
呼ばれるものの多くは、
この層にある。
外的な要因によって
引き起こされる、
と解釈される層だ。
もちろん、
それらは人を深く傷つけたり、
絶望させたりする可能性は高い。
しかしながら多くの場合、
それは原因というより、
それまで積み重なってきたものを
表面化させるきっかけ、
トリガーなのだと
私は思っている。
そして四つ目は、
魂、
過去世、
先祖から受け継ぐものなど、
科学ではまだ
十分に扱うことのできない領域だ。
私自身は
ヒーラーという仕事を通して、
この層の影響もあると考えている。
そして、
それはいつも
他の層と重なり合っているのが見てとれる。
私はそれを、
自分自身、
そして個人セッションや
グループワークの現場で
繰り返し観察してきた。
さて実際には、
この四つは独立しているわけではない。
心理が生物学に影響し、
生物学が心理に影響する。
また霊的な領域が
それらに影響を与えることもある。
最近どこかで、
宇多田ヒカルさんが
「なぜ人は誰かと別れる時に
痛みを感じるのか」
という問いに対して、
「もともと痛みがあって、
その人の存在が痛み止めになっていたから」
と答えていた、
という記事を読んだ。
私は、
とても本質を突いた言葉だと思った。
別れが原因に見える。
でも実際には、
もともと存在していた痛みが
表面化しただけ、
と彼女は見抜いていたのではないだろうか?
私は、
自殺も同じ構造なのではないか
と思っている。
誹謗中傷が原因に見える。
失恋が原因に見える。
病気が原因に見える。
もちろん、
それらはきっかけにはなる。
しかし、
その奥には、
幼少期に形成された土台の上に、
長い時間をかけて
積み重なってきたものが
あるのではないだろうか。
誰かが自殺すると、
「若いのに」
「もったいない」
「才能があったのに」
「恵まれてたのに」
「頑張れただろ」
と語る人がいる。
確かに、その通りだ。
しかし、
その時の本人には、
それが見えなくなってしまっている。
それは
一種の視野狭窄だ。
自分がどれほど恵まれているのか。
どれほど才能があるのか。
中傷してくる人より、
愛してくれる人のほうが
どれほど多いのか。
自分がいなくなることで、
どれほど多くの人が悲しむのか。
これから先に、
幸せになれる可能性が
どれほど残されているのか。
今すでに幸せである可能性も。
そうしたものが
見えなくなってしまう。
今の痛みと
命を終わらせる考えだけが、
現実のすべてになってしまう。
それもまた
上記のような理由により
引き起こされる。
かつて私にも、
かなり強い希死念慮が
繰り返し訪れていた時期があった。
私は、
その閉じられた思考を
すっかり信じ込んでいた。
死にたい。
消えてしまいたい。
それは
単なる考えではなく、
身体感覚を伴った、
自分にとっては
とても強い現実として存在していた。
それはついに
死に至る方法を
考えるまでになっていた。
そんな状態にある人に、
「目を覚ませ」と叫んでも、
なかなか届かない。
「生きていればいいことがある」
「あなたには可能性がある」
とか
解決方法を提示されたとしても、
首根っこを掴んで
揺さぶられたとしても、
絶望が深まるだけだ。
そもそも
理解されると思わないから、
口にもせずに
ただ絶望だけが深まっていく。
そんな時は、
その人が感じている絶望を、
そのまま受け止めることしか、
第三者にはできないのではないのかと思う。
でも、
その絶望や
死への誘惑を言葉にしてくれる人はまだいい。
多くの人は何も言わない。
それは
弱音を吐く人を受け入れない
社会のあり方にも問題があると思う。
昨日まで
普通に笑い、
普通に会話を交わしていた人が、
ある日突然いなくなる。
電話をくれて、
近いうちに会おうね、
って言ってた人が、
その数時間後に自らの命を絶つ。
「せめて打ち明けてくれれば」
「何かできることがあったのではないか?」
残された人は自分を責める。
私にもそういう経験がある。
その悲しみもまた、
当事者が抱えていた絶望と同じように、
計り知れない。
だがそれさえも、
受精から3歳までの
母親と環境の関わりが
大きく影響しているのだった。
(続く)
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身近な人が自らの命を経ったって経験ある?
そうでなければ憧れてた有名人とか。
どんな影響があった?
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時々お返事しています。
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