私は子供の頃から

まあまあお金に恵まれて

育った。

「ただ十分にある」

と言うだけでなく

何もかもふんだんにあり

しかも贅沢な暮らしの中で

育ったと言っていいと思う。

通いのお手伝いさんが一人、

住み込みの人が一人。

そろばん塾には

タクシーで通った。

食卓にはいつも

何品ものお料理が並び

輸入もののお菓子や

果物も欠かさなかった。

弟も私も子供の頃から

フランベしてステーキが焼けた。

(笑)

母親はいくつかの

飲食店のオーナーだったので

銀行屋さんが売上の入金のために

毎日のように家にやって来て

日々札束、現金が

飛び交っているような感じで、

100万、200万という

お金が大したお金だと知るのは

大人になってからのことだった。

1970年前後

当時のお金で

お肉屋さんの支払いが数万円

セントラルヒーティングで

電気代や石油代がそれぞれ数万円。

みたいな暮らしだったことも

後から聞いた。

夏休みやお正月は

ハワイ、と言うほどでは

なかったけれど

ヒルトンホテル(現キャピタル東急。

ビートルズが宿泊したことで有名)やホテルオークラで

家族で過ごしたこともある。

私の母親は私よりもっとお金に

恵まれて育った人だった。

戦後も普通に

白米をお腹いっぱい

食べられていたと言う。

そんな母だから

お金にはとてもおおらかなで

お金のことで細かいことを

言われことは一度もないし、

今流行りの

「お金は使えば入ってくる」

を公言し実践している人でもあった。

また、

「お金は節約するより稼ぐ方が早い」

と言う哲学の持ち主で

(これは私が後から言葉にした)

私の家庭で「節約」と言う言葉が

出たことは一度もない。

それらの考えは

今も変わっていないと思う。

母は毎日着物や誂えたドレス

ブランド物のワンピースを着て

赤いスポーツカーに乗って

仕事へ出かけた。

時に子供を置いて

ヨーロッパに長期滞在したり

東南アジアで 

バカンスを取ったり

することもあった。

そんな母を

誇りに思っていた。

家にお金があるからと言って

誰もが我が家のように

消費に寛大なわけではない。

大豪邸に住む地主などが

生活そのものは

慎ましいこともある。

食費にそれほど

お金をかけない家もある。

だが我が家は

資産家というほどでもないが

日々の暮らしを

それなりに贅沢に

暮らすことが普通の

家だったのだ。

両親は私が3歳くらいの時に

母が肺結核で入院したのを機に

離婚していた。

母にとっては結婚生活が

ストレスと病気を生み出すものだと

気づいたからだ。

母の話を聞くと

父親は母よりお金に細かいところも

あったようだが

年に数回会いに行った時には

当時のお金でも数万円とかの

お小遣いを普通にくれた。

まだ小学生の時のことである。

そのお小遣いは

一体どこへ行ったのだろう?

これが私のお金のトラウマの

一部であることに

書きながら気づく。

胸の痛みを感じる。

子供の頃から私と弟は

母のお店のお客様など

よその人からも

よくお小遣いをいただいていた。

例えばお年玉はみな

当時のお金で3000円くらい

は入っていたと思う。

私はそのお金を全部貯金

していた。

日々のお小遣いはもらえてたし

必要なものは

買ってもらっていたから

他に使う理由はない。

せいぜい大好きな

スヌーピーの文具や

ハンカチなどを買うくらいである。

将来のために、、、とか

そういう考えはなかったのだが

単純にお金が貯まっていくことが

うれしかったし、

大人たちの無言の期待も

あったのだろう。

臨時収入はすべて

貯め続けた。

いくらくらいに

なっていたのだろう?

何年もかけて貯めていた

その貯金が知らない間に

奪われていたのだ。

いったい誰に?

(続く)

なんかイタセクスアリスならぬ

お金を通した自分史みたいに

なって来たぞ。

みんながまじ、いいね!コメント

くれて本当に嬉しい。

ありがとね。

私へのコメント、だけじゃなくて

これ読んで感じた

あなた自身のことなんかも

書いてくれるのがあったりして

それも面白く読んでる。

返事はあっさりしているけど

ちゃんと受け取ってるからね。

お金を通した自分史、

もう少し続きます。

 

 

写真は何度か公開したので

見たことある人もいると

思うけれど、

7、8歳の頃の私。

1970年

すでに離婚していた

父と母と私の3人で

大阪万博と京都旅行に

行った時のもの。

世界の国からこんにちは。

 

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