４０歳くらいの時に
婚活をしてみたことがあった。
結婚相談所的なものに
入会してみたり
婚活パーティーに
出てみたりした。
それは音楽やファッション
芸術、自由業と言った
割と特別な世界に
生きてきた自分にとって
毎日電車で会社へ行く
といった
いわゆる「普通の生活」
をする人たちとの
はじめての遭遇にも近く
大変興味深い体験となった。
その婚活で新しい人に
出会うために自分の
プロフィール的なものを
書かなければならなかったのだが
そこには必ず
「趣味」
と言う欄があり、
私は毎回
何を書いたものかと
困惑していた。
読書、映画、ヨガ、
など当たり障りのないことを
記入していた覚えがあるが、
正直どれもが「趣味」と
言うほどでもなく、、・
そもそも私にとって
「趣味」と言うコンセプトが
わかりづらいものなのだ。
なぜなら自分がやることの
ほとんどは
仕事へと繋がっており
たとえ仕事に繋がって
いなかったとしても
その時夢中になっているものは
私の生きる情熱に直結しており
「趣味」すなわち
仕事や専門と関係のない
楽しみ、
なんていうぬるい言葉で
表現できるものでは
ないのだ！
（笑）
そんな私に５９歳にして
初めての「趣味」ができた。
それが
「YouTube鑑賞」である。
仕事にはなんの関係もないし
生きることに直結した
何かでもない、
ただの専門と関係のない
「楽しみ」
「YouTube」しかも
教育系でもなんでもない
「エンタメ系」YouTubeを
見るのが
コロナ禍での私の
楽しみの一つとなった。
最初の外出自粛から
しばらくの間は
「News Picks」
と言うオンライン
ソーシャル経済メディアを
よく見ており
YouTubeも
本の要約などの教育系
というか
いわゆるためになるもの
ばかりみていたのだが
ちょっとしたきっかけに
見た動画から
芋づる式に
いくつもの
エンタメ系YouTuberの
動画にだどりつき
これと言って直接的には
#役に立たない それらの動画を
見ることが
いつしか
毎日の楽しみの
一つとなって行ったのだった。
私は１６歳の時に
留学して以来
ほとんどテレビを見ない
生活をして来た。
母の家を訪ねたり
付き合っている相手が
見るとしたら
それにつきあう程度で
自主的に見ることは
ほとんどなく来た。
それに３０代前半までは
バーやクラブ、ライブ
人との付き合いが
私の人生の大半を占めていたし
スピリチュアルに目覚めてからは
静けさを求めしばらくは
情報を減らした世界に
生きた。
統合が進むとファッションや
音楽、映画などとも
また付き合えるようになり
「SEX AND THE CITY 」
の録画をみたりも
していたが
趣味と言えるほどの
ことはなかった。
それが初めての
趣味だ！
（笑）
５９歳にして！
（２回目！）
それでもエンタメ系
YouTubeを見始めた頃は
時々気が向くと
眺めている程度だったのだが
いつの間にか
とあるYoutuberに
はまってしまい
彼の動画を見ること、
その彼の動画で知った
仲間の動画を見ることが
私の趣味となった。
そしてそれは
生まれて初めての
◯◯◯◯へと
繋がっていき、
◯◯◯◯◯◯
の体験へと繋がっていく。
ああ！
（続く）
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