何のために生まれてきたのか?あなたがここにいることの意味は何か?と言うことをいっぺんじっくり取り組んで見る事は意味があると思う。
問題になりうるのはそれを「探さなければいけない」と言う態度だ。
大抵の人はそれを「見つからない」と言う前提で「探す」。
漠然とでも生きてきたであろうそれを、さらに生きていくであろうそれを、内側に感じ、見つけて、言語化すると言う事は可能だ。
私は人が実際それを内側に見つけ、言語化し、そのことで自分の人生に一時的でも目的意識を持つことで方向性が見つかったり、現状に満足したり、これまでの出来事に意味をもたらしたりすることで、自分がするべきこと(やらねばいけないことではない)がわかり実人生が良くなっていくのを見てきた。
それを求める心を「自分探し」などと揶揄する傾向があるが、いかがなものか?
「自分を知りたい」と言うのは、私たち皆の中にある神聖な憧憬だ。
そしてそれを深めるプロセスにおいて私たちは、そこにある分離した自己に気づいて行く。
思考し、感じる自己と、それを超えたただある自己と。
恐れ、守る自己と、ただ愛として存在する自己と。
その分離した自己に橋をかけ、パーソナリティーのレベルに馴染ませ、実生活に反映させていくことを私は「統合」と呼ぶ。
その方法の1つが「癒し」であり、それと同時に行うと非常に有効なのがマインドフルネス的な自己の思考や感覚をトラッキングすることである。
魂の目的、人生使命などというものは、抽象的なもので、あるといえばあるしないといえばないようなもの。他のすべての概念と同じように、概念に過ぎないし比喩に過ぎない。
それでも感じ、思考し、現代社会と言う枠組みを生きる者としては、それはある、と言う視点から見てそれを言語化することは可能だと私は捉えている。
そしてそれを言語化することが役に立つと思うならすればいいし、あなたの足を引っ張るようなら手放せばいい。
そのプロセスを経て初めて、「生きることの意味などどうでもいい」と言う境地に至る人も多いのではないだろうか?
私はなぜここに生まれ、ここにいるのだろう、何をしていけば良いのだろう?私は何をしたいのだろう?
それは中二病のように扱われるべきでない、魂からの真摯な問いかけだ。
ただその神聖な思いを、外側に撒き散らして「ない」を前提に「探す」と言う傾向に気づき、内側にもぐれ!
「あなたは既に知っている」それを前提に自分の中に発見し、それに目覚めることを自分に許せ！
もし外に助けを求めるのだとしたら、あなた自身がそれにつながるのを手伝ってくれる人のところに求めよ。
あなたは現在のあなたの思考や感情ではない。それはあなたの過去の記憶と言う情報から来るただのあなたがあなただと思っているもののパターンに過ぎない。
絶対的に本当のあなたと言うものは存在し得ないと私は思うが、ただより本当のあなたに近づき続けることは癒しと内省の繰り返しで可能だ。
それは別の言い方をすれば何度も何度も本質的な自己に目覚めていくことでもある。
そしてそれを個人のパーソナリティーと現実的な日々の暮らしの中に落とし込み統合することをこれからもお手伝いしていきます。
これ読んであなたが思ったこと、感じたこと、あなたのこれまでの経験とか書いてみて。全部読んでます。
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