岸から一人シュノーケルして
サンゴ礁も砂浜も見えない
深いところまで出かけては、
海の真ん中に浮かぶことが
好きだった。
青色の世界に
太陽が白い光が
あちこちから差し込んでは
キラメキ、
私はそれらと一緒に
水の中でダンスする。
ダンスすると言っても
実際は体をなんとなく
動かしているだけなんだけれど、
それほど潜れない
私にとってのそれは
ほとんどジタバタしている
だけのように見えるかも
知れないけれど、
私の心は踊り、
だから体も踊っているつもりに
なれては、
本当に、本当に
幸せな気持ちになった。
満月が近かったり
運が良かったりすれば
イルカが何頭か、
または十数頭の群れで
やってきては、
一緒に遊んだり
踊ったりしてくれる。
（そんな気になれてる）
疲れると仰向けに浮かんでは
空を見る。
そして浮かんでくる思考を
眺めてみたりする。
海や空の
大きさの中で
人間の社会の
不思議さを思ったり、
自分のちっぽけさなどを
思ったりするのだ。
本当に幸せな
ひと時だった。
なぜ過去形？
その幸せは
ある頃から少しづつ
失われて行ったからだ。
私は深い海がだんだん怖くなり、
岸から一人で泳いで行くのを
やめた。
面白いことにそれは
ある日突然、
とかではなく、
少しづつ、少しづつ、
遠くへ行けなくなり、
長い時間泳げなくなり、
みたいな感じで
悪くなっていった。
それでも諦めたくなかった私は、
イルカと出会えるための
船に乗ったりしていたのだが、
ここのところいよいよ、
もしかするともう、
本当に深い海には
入れなくなっているような
気がしている。
その恐怖の感覚は
突然やってくる。
深い海の真ん中で。
「大丈夫、大丈夫」
イルカを追いかけているうちに
ずいぶん岸から遠くまで
来てしまった時も、
そんな風に自分に
言い聞かせては、
難なく泳げていたのに、
今はその襲ってくる
恐怖に勝てない感じがしている。
勝てなくてもいいよね。
自分に言ってみる。
今これが自分に起きている
意味はなんだろう？
考えてみる。
もしかしたら私を
何かから守ってくれようと
しているのかも知れない。
だが４０歳も後半になって
出会った、
本当に好きなこと、
魂がよろこぶことの一つを
諦めなければならないかも
知れなことは
とても寂しい。
寂しい。
いやいや、ちょっと待って。
諦めたくない。
だからハワイ島にまた
戻ってきたのだ！
先日はお友達に
付き合ってもらって、
シュノーケルの練習をした。
昨日も穏やかで
浅いところのある海で
一人泳ぎの練習をした。
立つことができる程度の
深さのところで、ね。
どうしても克服したい。
時間がかかるかも
知れない。
それでも少しづつ
練習してはもう一度、
あの広い海の真ん中で
一人きりになりたい。
イルカたちと海と
私だけになりたい。
自分が撮ったイルカの動画や
写真を眺めては
もしかしてあれは
夢だったのではなかろうか？
などと考える。
初めて買った水中カメラを使ったその日に
初めて撮れたイルカの写真。嬉しかった。
体があの感覚を
忘れてしまうのが怖くて、
私は目を閉じてはそれを
ここで味わってみる。
イルカの体に太陽が
差し込んでは光のが見え
彼らが私の周りを
ダンスをするかのように
泳ぐのを感じ、
鳴き声を聞く。
記憶。
あさっては
友人たちとイルカと泳ぐための
ボートに乗る。
ウエットスーツも、
マスクもフィンも、シュノーケルも
準備は万端！
だけど問題は私の状態だ。
今は海にさえ、
浮かべるかどうかの
自信もない。
でも行くんだよ。
イルカに逢いに。
でね、もしその日
泳げなくても、
また練習したり、
ヒーリングとかヒプノとか
いろいろ受けまくったりしては、
（笑）
必ず良くなるからね！！！！
逢いに行くからね〜！！
待ってってね〜！！！！
イルカよ〜！！！
写真は私が写っているの以外は
全部自分で撮りました！
とりあえず見つかったやつを
アップしました。
まだまだ沢山あります。
スピリチュアル、の
カテゴリーにチャレンジはじめました。
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