以前とある対人援助プラクティショナーが、

「コングルーエンシー」が大事、
大事にしている。

という話をしていたのを覚えている。



ここで云うコングルーエンシーというのは、

自分がプラクティショナーや講師として、
伝えていること、教えていること、が

自分の実人生の行動との一致があり、
矛盾がないこと。

ということだと思う。


これを別の英語表現で云うと、

「Walk the talk」

自分が言葉にしていることを実際にやる。

ということだ。



私もそれが大事である、と云うことを超えて、

そうあらねばならない、あるべきだ、
という理想には非常に共感する。


そして自分もそうありたい、そうあろう、
と自分なりに意図を整え、

そうなるべくエネルギーを注いできた。



努力してきた、
という言い方もあてはまるだろう。

そして今もそうあるべく、
自分の心を整えることに時間を割いている。



そしてここで私が自分をゆるしたいのは、
それらを完全に一致させることは

少なくても今の私には不可能だ、
ということだ。



それに気づいたのは
今にはじまったことではない。


私が曲がりなりにも
「ヒーラー」という看板をさげて、

世の中に出て行くこと、
写真つきで他人の目に触れることを
選ぶことができたのは、

それをゆるすことができたからだ。



それはこれまで自分の先生だった人たちや、
日本や世界での正真正銘トップの

スピリチュアルや自己啓発の教師であり
ベストセラー作家たちの、実生活、

実人生の一部ではあるが関わらせてもらった
体験のおかげでもある。



またヒーリングスクールで聞いた、
校長や上の方の先生達のうわさ話も役に立った。



当時人に関わる仕事をする者は

「こうあるべき」

という批判者の自己の声が
とんでもなく大きかった自分は、
(自己価値も低かった)


自分が完璧でないなら、
ヒーラーになんてなってはいけない、

ヒーラーであるなら、
こうでなければならない、


という縛りが強すぎて
身動きがとれなかったのだが、

それらの話を聞いたり、
実際間の当たりにしたりしては、

その自分をやわらげることができたのだ。



私は徐々にであるが、
自分の人の癒しや成長に関わるものとしての
理想や期待に沿わない、

知人や友人、教師達をゆるすことが
できるようになった。



心の中で

「云っていることと違うじゃーん」

という突っ込みをしながらも、

「ああ、みんな普通の人なんだ」

そんな人たちが、

「自分の真実のために、
自分の本来の姿に少しでも近づけようと、
その人なりの努力をしているんだ」

と云うことが見えてきたからだ。



そのときに、

ああ、こんな不完全な自分でも、
できることがあるのだ、

やってもいいのだ、

という許可を自分に渡した。



さて私はこれを読んでいるクライアントさんや、
いつか私のところへ来たい、と思っている方々に、

「だから私もゆるしてね」

とお願いしたいわけではない。
(全くそういうところがないとは思わないが)



私の中にある不一致の実際を見た
生徒さんや、クライアントさんたちは、

違和感程度感じる人たちもいれば、
すごくがっかりする人たちもいることだろう。



それはそれでしかたのないこと。

信頼を選択したい。


私にはゆるしたくない人もいれば、
(ゆるせないのではない。
そうしようと意図して、
そのように動かない選択をしている)

自分の考えや正しさに固執して、
自分の思い通りにしたい、
というところもある。


他人の境界線を尊重しないこともあれば、
反射的に怒って攻撃したりする
暴力的なところもある。



一生懸命やっている。

ベストを尽くしている。

ということが自己欺瞞に繋がることもあるだろう。



それでも私は、そんな自分のままに、
けれども、来てくださるあなたに、

自分のできうる最高のサービスを提供するために、
やること、やれること、やりたいこと、
をやり続けることを選びます。



完璧からはほど遠い、

こんな私を信頼しては選んでくださる人が
いることに、心からの感謝を感じる。


私がしていることは、
私のところに来てくださるみなさんよりも、

その人に必要な場所においては、
半歩進んでいる程度に過ぎないことは多い。



それでも日々、
セッションやワークショップの中やその後に

起きた奇跡や、変容のご報告や、
感謝の言葉は続いている。


ありとうございます。


それぞれの方のために、
ああ、よかったなあ、と思う。


こんな私でも、

こんな私だから?
できることがある。


お役にたてたかも知れないことがある。

そのことが私に栄養をくれる。

またまた感謝だ。


これからも不完全な自分を認め、ゆるしながらも、
それに耽溺することなく、(してもいい)
より本当のことに焦点を当てることを
繰り返して行きます。


誰のためにでも、正しさのためでもなく、
ただただ自分のために。


自分の本質からの呼び声に答えるために。
私は自分のベストを歩いて行きます。


みなさま、いつもありがとうございます。



最後にこれを読んだみなさまの中で、
自分に完璧を求めるがゆえに動けなかった人たちが、

不完全なあなたのままで動くことの選択への
お役にたてれば、と僭越ながら思います。



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