宿泊してから既に1ヶ月を過ぎています。あまりにもスローペースなブログで、同行者から「旬が過ぎてる」と言われちゃいました。新鮮なうちにブログ更新を・・・と言う意味だと思うのですが、お魚や野菜じゃないからMewの心の中ではいつでも旬です。
こうして綴ることによりお宿での記憶が鮮明に思い出され、いいことばかりなんですよ。あ、言い訳がましいです・・・はい、ただ『のろま』なだけです(笑)
前置きが長くなりました。今回は2つ前の記事の続き、本館でのお夕食を。では、いつもの様にその日に戻った気分で・・・・・
石川県と言えば、輪島塗りと九谷焼ですね。輪島塗りの漆器、美しい九谷焼の器に全てのお料理が供されているのです。
美味しさと共に器の美しさまでが堪能できる、ランプの宿のお食事が始まります・・・・・
先膳
桜湯/紅白梅肉豆腐(甘蕃茹・マスカルボーネ・水辛子のお浸し・胡麻味噌掛け・熨斗梅)/若草山(アスパラガス・焼きベーコン・薇の煮浸し・寒天胡麻よごし/畳鰯素揚げ)
お凌ぎ
飯蒸し(筍・干し筍・海老・仁保蒟蒻・蕗当座煮・木の芽)
またまたいつものように魔法の水、飲んじゃった・・・・・
写真を撮り忘れましたが、下の2枚の画像は2段のお重になっています。
八寸 上段
鯛の子小川漬(気味酢・スナップ豌豆・稚鮎一夜干し・タラの芽梅松魚・蛸桜煮・大根・焼き逢麩・山独活)/青紫蘇八丁味噌)
八寸 下段
蛍烏賊(うるい・辛子味噌)/葵の花醤油漬け(叩き長芋)
毎日、自分の手料理ばかりを食べているので、舌が驚くんじゃないか?って思う程に美味しいです。魔法の水を飲んだせいと、舌が驚いたせいもあって、この辺りから撮る作業は適当になってきます(笑)
椀盛 海老真蒸
向附
旬時魚(明日葉・赤貝オイル漬・金魚草) / 鯛重ね造り(桜葉包み・一寸豆塩蒸し)
炊き合わせ
地魚煮つけ(椎茸・車麩・牛蒡・木の芽)
3年前に氷見のお寿司屋さんでいただいた時は、のどぐろって何?というお魚だったけれど、錦織くんの影響で、一躍脚光を浴びましたね。
食事
煮穴子押し寿司(椎茸・山クラゲ・蛇腹胡瓜・菜種・竹茗荷)
お腹が苦しい・・・でも、美味しくて食べてしまうのです。最後のデザートが来る前に、浴衣の紐を緩めます(笑)
甘味
抹茶心太 / 豆乳羹
お料理の全てが美味しいのはもちろんなのですが、器の美しさ盛り付けの美しさ、それに加えて演出が心憎いんですよ。
例えば、ワサビを自分で擦るとか、心太を自分でにゅ~っと出すとか・・・・・子どものようにはしゃぎたくなります。
うんちくを語るのは嫌いですし、うんちくを語れるほど私の舌は肥えてませんし、それからなんと言ってもそれほどの文才が無いので、過去記事と同じく一括りで「全て美味しい」と表現します(笑)
ただ、ひとつ付け加えたいことがあります。ひとつひとつのお料理を食してみて、季節の移ろいや自然の美しさまで感じられる素晴らしいお食事だと言うことです。
お宿の雰囲気に感動し、そしてお食事にまで感動させられ、ランプの宿は卓越したお宿だと改めて感じさせられました。
すみません、長くなりました。お食事編はどうしても長くなってしまいますね。お付き合いくださった方、ありがとうございました。
次回で、ランプの宿はお終いの予定です。