秋と感動と困惑と | アンダンテ♪・・・ゆっくりと

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思いつくまま、気の向くまま・・・そんなブログです。

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R145
何度も通った道
新緑のきれいな頃に、夏の暑い頃に、紅葉のきれいな頃に、そして雪の深い頃に・・・

いつも、車で通り過ぎるだけだった。私ひとりだったら、車から降りてゆっくりとこの目で景色を見れるんだけれど・・・いつもそう思っていた。
車窓からの眺めだけでは、得られないものがあるってわかるでしょ?
音、空気、香り、五感で全てを感じ取りたい・・・そう思う時ってあるでしょ?








いつの時期だったかなぁ、老夫婦が座っておにぎりを食べていたっけ。
車窓から流れるとても微笑ましい光景。今でも、老夫婦の後姿が目に焼き付いてるよ。








この日、はじめて車から降りて歩いたよ。















いろいろな色に囲まれて、歩く・・・
車窓からの眺めなんかでは得られない、素晴らしい景観に感動をする。肌で風を感じながら。
ほらほら、こんなに感動の種があるんだもの。歩いて良かったよ。



















へぇ~、ここってこんなにいい処だったんだね。
歩いてみてはじめて覚えた感動は、数えきれないほどになっちゃった。
また来年も来たいな・
・・・・























来年はね・・・・・










来年は、ないよ。
ここは沈んじゃうんだって。水の中に・・・・・


1本の美しい木を切り倒すのは
30分もあればたやすいこと
しかし、みんなが驚くまでにそれが育つには
考えてみるがいい、1世紀もの歳月がかかるのだ
                             ロート


この時、私はここを歩くのが最期となることを知らなかった。
写真を観ながら、やり場のない気持ちに苛まれているよ。


美しい自然と引き換えに、これ以上の何が得られるんだろう?
頭のよい政治家に、私は一度聴いてみたい。




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