向かう先はあの山。
「あれ、雪雲だったりして?もしかしたら雪が降っているかもね・・・そしたらさ、久しぶりの雪見風呂だよ。」
山道を走行しているうちに、雪がちらちら降ってきました。「雪雲だったね、当たり!」なんて喜んでいたのも束の間、どんどん目的地に近くなるに連れて、雪の量がかなり多くなってきます。新雪だから、運転に気を付けないと・・・・・
徐々に吹雪いてきました。着いたけれど、明日帰れるのかしら?と心配になるほどに。
たどり着いたのは、標高1230mの土湯温泉郷の中の1つ・・・
「いらっしゃいませ」と笑顔で出迎えてくださったのは、従業員の方かしら。若女将は、フロントで受付を。「雪の中、ありがとうございます。すごい雪になっちゃいましたよ。別世界のようでしょう。」
本当だ、別世界に来ちゃったみたい・・・
きれいな旅館です。
こけしがたくさん飾られていますよ。土湯温泉郷は、こけしで有名だそうです。
2階のお部屋に案内していただきました。今日はここにお泊りです。
床の間には、ここの女将さんが生けた生花が。女将さんが自宅の庭に咲いているお花を、毎朝摘んでは館内に生けていらっしゃるとのこと。「何十年とこうやって、生けてるんですよ。」と女将さん。永いこと守り続けた女将さんの笑顔は、凛とした美しさが感じられました。
玄関やロビー、廊下のところどころにあった生花も女将さんの作品。見過ごしてしまいがちですが、細かいところまでお客さまをもてなす心配りがされている旅館なのです。
きれいなお宿、従業員さんの対応も丁寧で親切で、ここに泊まれることがとっても嬉しい・・・
温泉の湯で温めるヒーターが1つ、そしてファンヒーターが1つ、どちらも点けて適温です。それだけ今日はとても寒いのです。
さて、肝心のお風呂です。お風呂は、大きく分けて3つあります。
(薬湯岩風呂、貸切露天風呂、男女別の内風呂+露天風呂)
まず最初に入ったのは・・・
薬湯岩風呂
ここ歩くの寒い・・・早く、お湯に浸かりたい・・・
今冬初の、雪見風呂です。
ごつごつした岩に降りしきる雪、雪、雪・・・
鉄酸性緑礬泉という性質の湯。鉄分を多く含んだ源泉かけ流しの茶褐色のお湯です。茶色の湯の花も浮いていて、群馬県の伊香保温泉を彷彿とさせます。
実はMew、胃腸が弱く貧血もあります。ここのお湯は、その症状に効くそうです。
湯上りに、飲泉場でごくりと飲みました。良薬 口に・・・ああ、マズカッタ・・・
女将さんいわく、元々ここは混浴だったのこと。時代の流れで、男女別に変更して仕切りを設けたそうです。源泉は女性風呂から出ているので、男性風呂はかなりぬるいとのこと。男性の方、こちらを入るときには内湯で温まってからの入湯された方がよいかもしれませんよ。
この後は、館内にある他の2つの湯に入湯です。
長くなりますので、この辺で・・・すみません、次回に続きます。