作成してくださったsatamaさん、ありがとうございます。参加者みんなの想いがぎゅっと詰まった一冊、たいへん感動いたしました。
何度も何度も頁をめくっては、再び一斉UP時の感動を味わいました。
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さて、泰山堂カフェを後にして、秩父の街をぶらり散歩です。秩父は古い建物が点在する街、どうしてもお散歩したくて時間をとりました。
写真を見た人に、よく言われることがあります。
「ここってどこ?」
・・・・・聞かれる度に、思います。私の写真には全体像を写しているものが、少ないことを。
私の頭の中ではしっかり秩父神社ですが、見せた人に言わせると
「近くの○○神社だって言ってもわかんないね。」
確かにそうだなぁって思います。秩父神社のお社、この1枚だけでしたから。
秩父の街並みも、私が気に入った切り取りのみが多いこと・・・。その中でも、分かりやすい写真(笑)をセレクトして以下に載せますね。
さて、歩きましょう。
この煙草屋さん、いつごろ建てられたのかしら?と思いながらパシャリ・・・・・
このガラスの波々の歪み、私を惹きつける何かがあるんです。
素敵なお花屋さん、大好きなガラスなのでパシャリ・・・・・
えっ、ヨガ教室? ヨガ教室の看板がかけられたお宅。古民家でヨガ、面白いなぁ、と思いながらパシャリ・・・・・
お月さまも、ずいぶん太っちょになってきたなぁ、と思いながらパシャリ・・・・・
どなたかのお宅の門に、掲げられています。
これは一体なんだろう・・・どんな意味があるのかしら?ちょっと気になったのでパシャリ・・・・・
パリーですって。フランスのパリから名付けたのかしら?当時はその響きだけでもお洒落だったんだろうなぁ、と思いながらパシャリ・・・・・
ずいぶんレトロだなあ・・・営業しているのかしら?と思いながらパシャリ・・・・・
あら、営業中ですって。好奇心の芽がむくむくと出てまいりました。どれどれ、入ってみることにしましょう。
珈琲専門店、美味しい珈琲が飲めそうです。
薄暗い店内は、雰囲気のあるライトが数個。方々に置いてあるアンティークの数々、そして雑然と置いてあるたくさんの本。
イマドキのカフェに比べればお洒落な空間とは言えないけれど、珈琲を落ち着いて自分の世界に浸れる雰囲気。大学時代、太宰を読みながら物思いにふけったあの喫茶店に似ているなぁ・・・個人的に懐かしく感じられる空間。
一歩店内に入った途端、珈琲の香りが私の鼻孔をくすぐります。
マスターは初老の男性。
「いらっしゃいませ。ここは、珈琲しかありませんがよろしいですか?」
もちろん、いいですとも。
何やらオーナーの手書きのものを見つけました。
「お菓子や軽食などの持ち込み」って書いてあります。ああ、飲食店にそれはいけませんよね。
よく読んでみると・・・
「珈琲の抽出に専念します。他のメニュー(例えば トースト)に気が回りません。そんな理由で当店は珈琲のみです。お客様の好みの菓子類などをご自由にご持参ください。」
なんと持ち込み可能ですか・・・なるほど、だから珈琲だけですがよろしいでしょうか?って尋ねられたんだ。ユニークなマスターです。それと、珈琲の抽出に専念します、と断言してしまうところがいいですね。その道を極めている方が言える言葉だと思います。
ここのマスター、気難しい方?って思われるかもしれませんが、たいへん穏やかでお話しも楽しいマスターなのですよ。たいへん博学でいらっしゃるので、会話も楽しいのです。
お隣に座って本を読んでいた女性が、お菓子をくださいました。秩父に来た時には、必ず立ち寄るそうです。常連さんなんですね。
美味しくいただきました。ごちそうさま。
珈琲専門店では、その方の淹れるブレンドが飲みたいものですね。
「ブレンドをください。」とオーダー。「ブレンド、いろいろあるんですが・・・お好みのを選んでください。」
メニュー表にはまたまたユニークなことが書かれてあります。
ぜひ、ご一読くださいね。
【ぢろばたブレンドタイプⅠ レギュラータイプ】
さりげなくて こそばゆくて インパクトがなくて じれったくて だからサ・ヨ・ナ・ラした恋人・・・
でも だいぶ時が過ぎて あいついいやつだった だなんて気付きます。(もう手遅れ?)そんな珈琲です。今日 喫してみてつまらなかったとしても いつの日か また会いに来てください
【ぢろばたブレンドタイプⅡ ほろ苦タイプ】
ぼくが君を守るから!なんて強気の珈琲です。自己主張が強いんです。勝手でわがままで・・・(エラソウニ)本人がいうなりに喫するものもいいですが 砂糖を入れてだまらせ しばらく後にクリームを入れておとなしくさせてしまうのも手です。
生涯共にいるのは??? という珈琲。(でも一番人気です)
【ぢろばたブレンドタイプⅢ 】
タイプⅠとタイプⅡと結婚又は友情を結べたとしても タイプⅢは どうもいまいちという珈琲。
とは言え、遠くから あたたかくやさしく見守ってくれている 友 仲間 同僚とでもいいましょうか。
あ、この人は、またはこの方のこんな生き方ってアリかなあ などと考えさせられる時あります。
たまには喫してみてください。
ね、ユニークなマスターでしょ。
さあ、私は何をオーダーしたでしょうね・・・ふふふ。同行者は、タイプⅡ。途中でだまらせましたが、おとなしくさせることはできなかったようです。
さっぱりとしていながら、コクのある珈琲、たいへん美味しいです。
熱めだったのでサイフォンで淹れてらっしゃるのかしら。熱い珈琲が好きなので、嬉しい一杯。
そうそう、ひとつ書き忘れたことが・・・
マスターが珈琲を淹れている間に、黒電話の懐かしい音が店内に鳴り響きました。
マスター、電話に出ません。リリリリーン、リリリリーン・・・しばらく鳴っていたけれど、切れちゃった。
そうです、珈琲を抽出するのに専念されているのでした。