泰山堂カフェ (埼玉県秩父市) | アンダンテ♪・・・ゆっくりと

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今日は何も予定の無い1日。
元来、インドア派のMewは1日おこもりです。徹底してゴロゴロすると決めています。

さて、過去記事の「SLを追いかけたら・・・・・」の続きを書こうと思います。(ごめんなさい、一気に書き上げるのでちょっと長い記事になります)
鉄子のMew(?)は楽しい寄り道をしましたが、本来の目的地はカフェだったのです。
カフェ本を読んでいて、ぜひとも訪れたい!と思ったカフェがある秩父に向かいました。秩父は古い建物が点在する街並み、散策にはとってもいい処ですね。
歩き回ったので、ちょっと一息。のんびりしましょう。








行きたいと思っていた場所に辿り着いたときは、本当に嬉しいものですね。
お店の前では、店内はどんな感じなのかしら・・・いつものように胸が躍ります。
いやいや、いつも以上だったかもしれません。佇まいを一目見た時に、間違いなく素敵なカフェだと思えたのです。



泰 山 堂

泰山堂カフェは、昭和初期に建設された建物で国の登録有形文化財になっています。かつては銘仙の商屋だったとのこと。
レトロでノスタルジックな佇まい。前に立った途端、着物を着た人がお店の中に入って行く様子が目に浮かぶよう。
























ステンドグラスの古い扉が開いています。
扉の奥は、素敵な空間が待っているはず・・・そんな予感。















一歩中に入った時、カフェにお邪魔するという感覚ではありませんでした。
古い洋館や博物館巡りをした時の感覚に、たいへん似ていたのです。
チケットを買って、中を見せていただく・・・ああ、でもここは、カフェだった・・・あまりにも重厚な佇まいなので、そんな錯覚を起こしてしまうのでした。






















耳を澄ますと、ジャズが聴こえてきます。たいへん静かに流れています。ジャズの似合う店内、落ち着いた雰囲気です。
カウンター席には常連さんでしょうか、初老の男性が雑誌を読みながらコーヒーを飲んでいました。
帰られた後に1枚。











窓から見える景色もレトロ
















泰山堂に来たら、これを食べると決めていました。


ヌガーグラッセ


これは筆舌に尽くしがたい・・・美味しくて言葉になりません。
美味しい・・・本当に美味しい・・・ああ、美味しい・・・うわぁ、美味しい・・・美味しいの単語を何度も口にしました。
細かいナッツ類の食感とふんわりしたメレンゲと生クリームの滑らかな食感、アイスクリームを食べているようなケーキを食べているような、不思議な感覚に陥ります。
甘さも程よくさっぱりといただける氷菓。これを食べに、ここにまた来たい!と思わせる逸品です。
オーナーは、フランスで1年間修業を積んできたという本格派スィーツを作られるとのこと。
なるほど、さすがです。






泰山堂では、マリアージュの紅茶がいただけます。
紅茶を飲もうか、しばし悩みました。でも、スィーツとコーヒーは私の中では一番の取り合わせ。
紅茶は、「またいつか」の時にいただくことにします。こうして、宿題のように残しておくと、また訪れる楽しみがありますでしょ。












頻繁に訪れることができるなら、私はこの席に1人で座ってのんびりしたいなぁ・・・







同行者のお話し・・・
最近、お洒落なカフェが増えてきている。レトロなものを置いて、雰囲気を出して・・・そういうカフェがちょっと鼻についてきた感がある。
でも、ここは違う。本物だから・・・本物に勝るものは無いね。











ノスタルジックな雰囲気に酔いしれながら、本物の味と本物のレトロ。
ぜひ、また訪れたいと思わせるカフェでした。


【泰山堂カフェ】
秩父市番場町11-6
営業時間 12:00~18:00(金・土曜~21:00)
 定休日 火曜、第3水曜日,不定休