太平洋から昇る朝陽は、何度も観ています。
だって、太平洋までたった2キロの距離に住んでいるのですから。
昇る朝陽を観ると、元気をいただけますね。先日、日本海に沈む夕陽を生まれて初めて観ました。
太平洋からの朝陽を眺める人は、多くありません。多い時は、お正月の初日の出ぐらいかな。
かなり早起きしなくてはいけませんもの、そう多くはありませんよね。
日本海の夕陽を眺める人が、私の想像以上に多いのに驚きました。普段か多いようですね。
自然が織りなす景色に魅せられる人が、たくさんいらっしゃる。そんなことを改めて感じます。
沈む夕陽を眺めながら、海での思い出が頭に浮かんできました。
あっ、残念ながら、色っぽいお話ではありませんよ(笑)
小さい時に住んでいた社宅は海岸沿い。海は私の格好の遊び場でした。
お砂場遊びは砂浜。
砂で作った山で山崩し、砂にまみれた足は海水で洗う、テトラポットに隠れた蟹を探したり・・・
海での遊びは、とにかく面白かったな。
ところが、母からは
「海は危険だから、子どもだけで遊びにいってはいけません。」とよく窘(たしな)められました。
その場では「もう行かないよ。」と言いつつ、舌の根も乾かぬうちに友達と海へ行き遊びます。
内緒にすればわからないはず・・・って思ってました。言うことをきかない悪い子でしたね。
内緒のはずなのに、母には海で遊んだことがわかってしまうんですね。何故だろう?と思っていましたが・・・
靴に海の砂がたくさん入っていたんでしょう。
親の心 子知らず
私の母が私に子供だけで海へ行ってはいけないと言ったのには、訳がありました。
知り合いのお子さんが亡くなったから。
その話を聞いてから、子どもだけで海へいくことをやめました。
子どもは好奇心くすぐられるものに飛びついて、我を忘れて遊ぶものですね。
理由がわかり納得すれば、子どもも考えて行動できるのです。
向こう岸、佐渡島に夕陽は沈みました。
海が夕焼けかあ・・・感動しながら、映画のラストシーンを観るように1日の幕が閉じるのをしばらく眺めました。
今日も1日も無事に過ごせたな~と思いながら。
そして、太平洋の太陽には元気を、日本海の太陽には感謝を・・・そんなことを感じながら。