先日、ほたる観賞会で蛍を見てまいりました。
1匹が、ほわ~んっと仄かな光の点滅を始めると、次々と他の蛍も光りだす。
その光は、とっても優しいんですね。
あちらこちらで、ほたるの光がほわ~ん、ほわ~ん。
人口のイルミネーションももちろん綺麗だけれど、自然のものにはかなわないものだな・・・と
しみじみ思いながら見つめていました。
子どもの1人が、「ほたるさん、おいで~。」と蛍に向かって声をかけ始めました。
すると周りの子どもたちも「ほたるさん、おいで~。」と、つられるように声を出し
「ほたるさ~ん、お~いでぇ~。」
「ほたるさ~ん、お~いでぇ~。」
いつの間にか子どもたちは、リズミカルに一斉に蛍に声をかけ始めたのです。
まるで、唄を歌っているかのように。
「ほたるさ~ん、お~いでぇ~。」子どもたちの声を聴いているうちに
「ほたる こい」の唄を思い出しました。小学校時代に輪唱したっけ
懐かしい。あの唄も、蛍をもっと近くで見たいよ・・・って心情を表した唄なのかしら?
敢えて調べないでおこう。勝手な解釈のほうが、楽しい場合もありますものね。
もっと近くで蛍をみたいな・・・という気持ちから、子どもたちの声が一斉に出始めたんですね。
蛍のほうに、ぐんっと手を伸ばして子どもたちは無邪気そのもの。
昔も今も子どもたちの内面から出てくるものって、変わらないんだ・・・。
純粋な子どもの気持ちに触れたようで、私も蛍の光のような優しい気持ちになった気がしました。
ほたる観賞会では、露店が並び警備員の方もいらっしゃった。
今や蛍は養殖の時代、希少な虫となりましたものね。
我が家近くの田んぼにも、蛍がたくさんいたはず。今は、まったく見られません。
遠い記憶の中にあるのは、両手で蛍を包みこんでそっと両手を開く。
すると、掌の中で蛍の光がほわ~ん・・・。
今の子どもたちにも経験させてあげたいと思ったけれど、観賞会では蛍を捕まえてはいけないんです。
ちょっと残念。
蛍が珍しいものとなった今、子どもの気持ちの根底にあるものは今も昔も変わらないんだなぁ~
そんなことを思った夜でした。
