四日夜、はじめて落語会なるものに行ってきました。
場所は京都の東山にある安井金毘羅宮。
人間国宝の桂米朝さんがお弟子さん達の落語の研鑽の為に始められた研究会です。
その名も「桂米朝落語研究会」
既に200回を遥かにオーバーしています。
ふた月に一度の開催、次回は四月五日午後六時から。
会費は1,500円、沢山の出演者がぶっ続けで二時間半を演技する落語会としては可成りの格安。
以前は舞台の袖で米朝師匠が弟子、孫弟子の落語を聞いていて後から指導したそうな。

テレビでたまに見る事はあっても、東京の落語家。
辛気くさくて面白い所等何にも無いと敬遠していました。

ところが、身辺近くに落語を定期的に鑑賞する人間が増え始めたのです。
お客様のお寺で開催される落語会に家内が、同級生が主催する落語会に弟が。

そして家内が聞いていたラジオでこの落語会の開催を知り、昼間のお出かけを中止しての参戦です。

驚いたのはそれぞれの演技、テレビで見ていた分には何とか真似出来そうと思っていましたが、一番最初に出てきた多分一番初心者の演技でも語りをパンパン木板と扇子で叩きながら話す古典落語は難しい古語、憶えるだけでも大変なのに拍子に合わせるその間合いが見事。
喜寿を迎えたら落語に入門しようかなんて甘い考えは一変に吹っ飛びました。

二番目の女性落語家はまだ未熟ではありましたが、熱演の度合いは立派。
割りと有名な所では桂佐ん吉は江戸落語の様にスッと粋、桂南天は上手い上に熱演次に出てきた若手を困らす程、桂塩鯛は顔は老けていてもざこばの弟子さりげなく上手さが出ていました。
トリを勤めた若手も人情話を上手くまとめ涙の一歩手前まで攻めています。

沢山の落語会のパンフレットを頂きましたが、当日の演目案内は無し。
落語初心者の私には落語家の名前なんて憶えられないのだからこれは是非用意して欲しい。

始めての落語会の感想、病み付きになりそうの一言!