先日このブログで彩色している所をご覧頂きましたが、今回は同じお客様からの追加の注文。
前回の貝桶をいたく気に入って頂き直ぐに別の柄を注文頂きました。

配色もお客様のお好みに合わせた京友禅の王道をいくもの。
問屋のお得意先からは絶対に来ない配色の注文です。
千総さんなど京友禅を代表する色合いなので、競合を避ける為というのが一番の原因かも知れません。

柄は「誰が袖」それに吹き寄せ風に花を散らしています。
染屋の独り言Ⅱ-誰が袖彩色
生地の端から端まで柄があるので彩色だけでも数日かかります。
この反物は彩色が終わってこれから金糸目の仕上げに掛かる所、八掛も地色を共薄にして作ってあります。