十三年乗ったレガシーがオーバーヒート、簡単に直ると思ったら熱でシリンダーヘッドが変形思わぬ高額な修理費に高齢を勘案、廃車にしました。
友禅業で市内周りではリッター5キロ台のハイオク仕様は辛いもの。
思い切って小回りの利く軽四輪車で燃費の良い車を探す事にしました。

以前、ランクル80に乗っていた事もあって大きい車の良い点は百も承知なんですが、京都市内の細い道を回る仕事には軽四輪が最適。
しかし、不満が出る事も覚悟の上でした。
山科に住んでいた頃、仕事の量が減ってきたので積載量の少ない軽四輪が良いだろうとワゴンRを買ったのです。
平坦な道は普通に走ってくれるのですが、夏場のエアコン作動時、山科から市内へ行く東山の坂道ではアクセルに反応無し状態だったのです。
数ヶ月で手放す事に。
現在は平坦な市街に住んでいるのでそれでも構わないかとワゴンRを購入する事にしました。
新車が来るまで車屋さんから刈りた代車はワゴンR、もちろんそれなりの旧型。
それに乗って堺まで高速に乗りましたが、真夏の気温にエアコンを最大級にしたワゴンR、アクセルには何とか付いてきてくれるだけの反応でした。
以前のワゴンRと変り無し。
新車でもエンジンの馬力は同じ、期待は全くしていませんでした。

市内周りではレガシーを運転しても前を走っているときは意識しないのですが、職方のガレージに入れる時そのボディの大きさ長さを痛感しました。
必要の無い空間は勿体なく、無駄の様な気がします。
軽四は全くその点で気が楽です。
小さいボディと噂の燃費の良さだけがこの車を選んだ理由でした。

昨日、新車のワゴンRが納車されました。
室内に入って驚いたのはその質感。
普通のセダンの中級車にひけを取りません。
CDやオートエアコンのデザインも出来過ぎ、左右にある風の吹き出し口がわずかに軽四輪の面影があります。
他は軽四輪の範疇を逸脱して豪華過ぎ。
シートはリヤシートも含んで高品質、リヤシートもリクライニングします。
インテリアの質感は見事、驚きました。

そして走り出して又驚き、エンジンの出力は殆ど一緒なのにアクセルを控えめにしないと走り過ぎる程。
どうしてこんなに変身したのでしょうか、マジックの様です。
そして、エンジン音の静かな事。
今までのワゴンRでは考えられない静けさです。
暫く走ると信号でエンジンストップ。
ブレーキを緩め始めるとセルが軽やかに掛かってエンジンスタート、アクセルとのタイムラグは全く感じません。
エンジン停止中にハンドルを少し動かしてもセルが回ります。
昼間に太陽で暖められたのでエアコンを作動しますが、以前のワゴンRの様にアクセルに無反応という事はなく少しパワーを取られたかなという程度。

正直驚きました。
外観は特に感動する事はありませんが、中身は秀逸でした。
この車、それほど高くはありません。
この価格でこの車、売るだけ赤字になるのではと思わせる車です。
その上エコカー減税。
エコカー補助金はぎりぎり間に合いませんでしたが、契約上鈴木自動車がその分を補填してくれる事になっています。
何だか申し訳ない気がします。

世紀の失政、エコカー補助金。
金も無いのに借金して大盤振る舞い、つけは国民に。
トヨタ、日産など各自動車屋さん、日本の為に外国で車を作るのはいい加減に止めなさいよ。
それぐらいしても罰は当たりません。
窮地を救ってくれたのですから。