生地の仕入れ先から面白い物を見せて頂きました。
二枚のハンカチの様なもの。
一枚目はこれ。
染屋の独り言Ⅱ-ハンカチ?1
映っているのはご本人と奥様、前に居る私でもご本人と分からなかったのでそのまま掲載しました。
奥様は今の方が若く見える。
京都国立博物館にあるお茶室での茶会、亭主を勤めた時の写真だそうで二十年は経っていると思います。
何故こんな古い写真を使ったのかわかりませんが。
畳んだ折れが分かる様にこれは布。
写真を元に織ったものです。
もう一枚の布裂はこちら。
染屋の独り言Ⅱ-ハンカチ?2
こちらは犬の写真を集めたもの。
これは送った写真を織物にしてくれるというサービス。
写真そのものを郵送するか、データーをメールで送れば織ってくれます。
これくらいで見ていると写真だと分かりますが、実物はちょっと違います。

上の写真は拡大するとこんな風。
染屋の独り言Ⅱ-ハンカチ?3
この生地はダグに使えるしっかりした白と黒の平糸で織られており、言わば白黒の点描で表現されているのです。
拡大すると返って分かりにくくなります。
ワンちゃんの裂はこんな風です。
染屋の独り言Ⅱ-ハンカチ?4
愛しのビーグル犬、なつかしい我が家のジロー君に良く似ています。

織っているのは丹後の機屋さん、本業代わりの副業。
ですから生地は勿論正絹です。
西陣でも同じ様に写真を布に織ってくれるそうですが、べらぼうに高いとか。
皆さん色々考える様です。

この生地は既に織機に掛かっているので、入用なだけ織ってくれます。
愛犬を一枚に織ってもらい、バッグにする人等が居られるとか。
写真一枚か、織ってもらいたい図柄に加工してメールの送受で事足ります。
ファイルの加工ぐらいなら工房でも出来ます。
巾は反物巾約一尺37.8cm程度で、長さも同じ程度の大きさが一枚となります。
一枚織ってもらうのに送料込みで3,300円だとか。

やってみますか?