大それたタイトルですが、中身は大した事はないので気楽に覗いて下さい。
日本での宗教は基本的に先祖を大切にしようと言うのが主題です。
神道でも先祖の元が皇室に由来するとの協同的な潜在意識が基本だと思います。
親や先祖を大切にするという事に反感を持つ日本人は稀。
出来る事なら大切にしても良いと思っているのが大半です。

それでも宗教はカルト的な要素を持っているのは事実。
オウム真理教程の戦闘体質を持っているのは稀ですが、教主が独占的な支配をしている構図はカルトそのものです。
事実日本の新興宗教のビッグワンの創価学会はフランスではカルト集団と見なされているそうです。
カソリックの大元、ローマ法王が「イスラムは敵だ、殲滅せよ」ともし言えば世界大戦となるのは間違い有りません。
つまり、宗教は癒しの反面もの凄い凶器でもある訳です。

信長が仏教の色んな宗派と戦ったのは、その歪んだ権力機構が邪魔だったからです。
徹底的に殲滅に走り、数万人を殺害、今でも比叡山の麓の坂本では信長を忌み嫌っています。
しかし、当の天台宗の僧侶は信長のお陰で寺院が正気に戻ったと話しています。

秀吉は日本に来た宣教師が日本人を奴隷として売付けていた事に激怒、宣教師を追放しました。
その時代キリスト教の宣教師は自国の侵略の偵察隊でもありました。
その事は世界中で行なわれていたのです。
宣教師は宗教者ですから言葉巧みに外国に入国を遂げます。
その後に情報を得た軍隊、軍隊が平らげるとその地の女性と交わって混血の子供をその地に増やしていきます。
ヨーロッパはかくして植民地を増やしていったのです。

家康は戦功のあったキリシタン大名を当初は認めていましたが、やはり神社仏閣を打ち壊すキリシタン大名を認める事叶わずキリスト教を禁制にしたのです。

世界の可成りの国は宗教の原理主義の影響を受けています。
アメリカでも幼稚なキリスト教原理主義を標榜する人達が政治の世界に居ます。
原理主義を一切認めない私も見方に寄っては原理主義者なのかも。