今日工房の休日と同窓会がピッタリ、久しぶりに出かけてきました。
高校時代最も印象的だった修学旅行のあった二年の組を単位に学年で集まったものです。
その年の学園祭の仮装大会で江戸の粋と称して火事と火消しを演出、優勝したこともあって特に印象深いものでした。

集まったのは70名程。
久しぶりの同窓会に最初は戸惑いがあり乍ら、話し込むと当時が思い起こされ打ち解けてゆくのが自然になります。
私は団塊の世代の初期になるのでしょう。
当時の先生もお越し頂いたのは一人だけ、殆どが亡くなられています。
同級生の中には先生よりも老けた者が居たりして、最初は何と言う先生だったかと首を傾げていました。
そんな中で「変らないね」と言われると嬉しい気持ちも湧いてきます。

そして、同じクラスの友人が突然こんな事を言い出しました。
卒業まもなく君の家へ行ったときお金を借りたままだったと。
確かに我が家へその友人が来て、無い小遣いから無心され貸した事を憶えていました。
もうそんな事は時効だから、逢って思い出してもそんな事はなかった事にしていたのです。
想い出から削除状態に。

既に47年経過しています。
思い出して返そうという事が素晴らしいとクラス仲間で大絶賛でした。
3000円。
当時としては大きなお金でしょうね。
利子は付いていませんが、何とも気分の良いお金です。