「冰封侠:時空行者」(2018年 邦題「アイスマン 宇宙最速の戦士」 監督/叶偉民 主演/甄子丹)
87分

※
「冷凍戦士:タイムトラベラー」というタイトル。これは2014年公開の「アイスマン 超空の戦士」(原題「冰封侠:重生之門」)の完全続編らしい。
明代に雪崩に巻き込まれてコールドスリープ状態になってた戦士が、現代になって発掘されて復活し、セレブな?香港女性に拾われ環境の違いに戸惑いながらも彼女の用心棒として暮らすことに。だが同じようにコールドスリープしていた明代の戦士らも復活してて主人公が持つ時空を超える鍵となる宝を狙って襲ってくる…というのがおそらく前作のあらすじ。
――時空を超える装置・金球を動かすための鍵である秘宝リンガを狙って襲ってくる敵に追い詰められた賀英は海に飛び込んだ。彼を救ったのは警部の元龍。彼もまたコールドスリープから蘇った賀英の幼馴染の一人だった。元龍は賀英がリンガを持っていると知り、清代に行方知れずとなってしまった金球を探し出す。そしてようやく忘れられた遺跡で金球を発見した。金球を動かすにはリンガを装置にはめ呪文を唱える必要がある、その呪文は賀英だけが知っていた。賀英は明代からコールドスリープで現代に目覚めた仲間らも連れて来て一緒に過去へ戻ろうと考えるが、元龍は今すぐ装置を動かせと迫り賀英の現代の恋人の小美に銃を突きつける。元龍はこの装置をつかって歴史を改変し世界を掌握しようとたくらんでいたのだ…!――
というやっすいストーリー。賀英はリンガを使って明代やら中華民国時代やらいろんな時代を行ったり来たりして元龍を追いかけたり、かつて皆殺しになった故郷の村を過去に戻って救おうとしたり奮闘する。典型的な香港B級アクションで、でも肝心のアクションシーンがタイムトラベルのCGに埋もれてたりあからさまにワイヤーだったりでものすごく残念感。おまけに最後はあたかも大団円っぽく描いてるけど全然大団円じゃないし釈然としないしなんだよツマンネー!って怒りがこみあげて来る。主演がドニーなので彼一人ではまさか笑いには持っていけないしあんなラストは誰得?っていう。
この2つの映画は元々は1989年の映画「タイム・ソルジャーズ-愛は時空を超えて-」(原題「急凍奇侠」)のリメイクだったそうで。だからヒロイン像とかいろいろ古めかしい。もう本当に昔ながらの香港B級の臭いがぷんぷんしてるので好きな人は好きだろう。ただもうアクション映画だと期待して見るとすごくガッカリ。ドニーの映画だからと期待するともう本当ガッカリ。つかアクション映画なのにアクションがしっかり見せられてないって致命的。ドニーの見せ場が無ぇッ!
ワン・バオチャン(王宝強)は始まって早々死体になっちゃうし倉田保昭はそこそこ見せ場あるとはいえ変なサムライやらされてるし、誰も格好良くねえなこの映画!効果的な見せ場、主役やラスボスを格好良く見せる演出っつうのはないのか。お手軽なラブストーリーねじこむくらいならアクション映画としてしっかり的絞ってほしいよ…。
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