遠大前程 | あさひのブログ
「遠大前程」(2018年 監督/謝澤、陳熙泰 主演/陳思誠)
全56話

※日本語版ありません。

タイトルは「前途洋々」のようなニュアンス。
世界中から人とカネが集まり賑わいを見せていたバブリーな1900年代上海。金も腕力も学もない青年が、その舌先三寸の話術で上海のヤクザを渡り歩きのし上がっていく出世物語。

――洪三元は上海で働く兄貴分の厳華を頼って、元歌姫の母と弟分の斉林と共に田舎から出てきた。華やかで夢と希望にあふれた街並みに有頂天になった洪三元と斉林は調子に乗って博打を打ち大勝ちするがイカサマを見抜かれて胴元にしょっぴかれる。
胴元は上海を三分するヤクザ・霍天洪率いる永金公司。永金公司は斉林を人質に取り洪三元に会社のとある任務につけと命じる――

主人公の洪三元は学がなく文字も読めないのだが、歌姫だった母の歌(日本で言えば演歌のようなもの)を聞いて育ったために言う事がやたら芝居がかって大げさで、でも気概あふれる言葉なためにヤクザたちはつい信じてしまう。何度も窮地に追いやられるも機転とその大げさな喋りで切り抜けていくのが見ていて爽快。さらにヤクザの娘や夫人らにも次々と好かれて恋も波瀾万丈。ひとつ間違えばあっという間に命を落とす世界で曲芸のごとくひょいひょいと綱渡りしていくという物語。
話の展開は面白いんだけど、意図的に笑わせようとしてるようなコメディ部分が多くてそれが鼻につくのよね…正直コメディ部分が面白くない。主人公のキャラクター自体がすでに笑えるものになってるので余計なボケとかいらないと思う。ちょっとしつこくて15話でリタイア。

主人公の洪三元を演じるのは「ムーラン」で二枚目王子様を演ってたチェン・スーチェン(陳思誠/陳思成)。彼が脚本も担当。正直幻滅するくらいのコメディっぷり(良い意味で)。黙っていれば男前なのに喋れば胡散臭いしヘラヘラしっぱなしだし、日本で言えば関ジャニの村上くん?(良い意味で)…あの王子様の正体コレ?って、「ムーラン」観た人には全くおすすめできません。(´д`lll)
その「ムーラン」で王子のライバルとなる趙宇を演ってたユェン・ホン(袁弘)が弟分の斉林を。彼はまあ、似たようなキャラです。
ヒロインの一人・林依依を演じるのはチェン・スーチェンの奥さんのトン・リーヤー(佟麗婭)。夫婦で出演するってだけでもすごいのに恋人役って…日本人には気恥ずかしくて絶対できない芸当だ。
兄貴分で後に共産党入りする工員・厳華に「隋唐演義」煬帝役のフー・ダーロン(富大龍)。悪役が似合う彼だけど今作はめちゃめちゃ正義の人で違和感!(中国ドラマで共産党員は絶対善人として描かれます。)ヤクザの親分・霍天洪にはいろんな映画でヤクザのボスや成金、グループのリーダー役として出て来るベテラン俳優ニー・ダーホン(倪大紅)。彼がね、やっぱりイイ、合いすぎてるw コメディな作風なのでヤクザ役も大げさに演じて笑いを取っていいところだけど彼はそうはしない。マジで怖いしその眼力。(@д@)

女優さんは皆若くてキレイなモデル系、男性陣は若干年齢層が高めだけどイケメンには違いない。アイドルドラマとして見るのが吉。コメディと言い切るほどのコメディでもなく中途半端なので…。


YOUKU

Pangzi