132分
20歳よ、もう一度 (字幕版)/作者不明

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原案は2014年に大ヒットした韓国映画「수상한 그녀(怪しい彼女)」で、この元作品は日本をはじめ、いろんな国でリメイクされてるみたい。
――チェン・モンチュン(沈夢君)はまだ若い頃に夫を亡くし女手一つで息子を育て上げてきた。その息子シャン・グオビン(項国斌)は立派に大学教授となり、息子の嫁のヤン・チン(楊琴)、双子の孫のチェンジン(前進)、シンラン(欣然)と5人で暮らしていた。
夢君は元使用人のリー・ダーハイ(李大海)と恋人のようにして遊びに出かけ、老人らが集う麻雀サロンで麻雀を打ち、友人らに息子の自慢をする。お節介な彼女は楊琴の家事や子供の世話にも逐一口を挟み、そのため楊琴は神経衰弱になりある日倒れて病院に担ぎ込まれてしまった。
国斌は妻の負担を減らすために母を養老院に預けようと提案するが、おばあちゃん子の前進は反対する。その口論を聞いてしまった夢君はちょっと出掛けて来るといって家を出る。あてもなく街を歩いているとある写真館が目に留まった。「若々しく撮ります」その不思議な雰囲気に惹かれた夢君は写真館で記念の一枚を撮ってもらった。
写真館を出ると前進から電話が。バンドの練習後でお腹が空いたという彼にご馳走してあげると約束した夢君は急いでバスに乗る。が、窓に写った自分の顔をみて驚愕する。そこには20歳くらいの若々しい自分が写っていた!!――
[ここからネタバレ-------
夢君はびっくりして来た道を戻るが写真館があった所は"大人の玩具"屋になっている。店員も写真館なんてここにはないと言う。とにかくこの姿では帰れない、途方に暮れた夢君はその日野宿した。
翌朝目覚めてみても姿は若返ったままだった。だが考えてみれば足腰も若い頃のように元気に動く。気持ちを切り替えた夢君は髪を切り若々しい服を買っておしゃれして李の家へ。昔旅館をやっていた彼の家へ宿泊に来たと強引に転がり込んだ。名を聞かれた夢君はモン・リンチュン(孟麗君)と名乗る。
李にくっついてなじみの麻雀サロンへ来た麗君は李にモーションをかけるライバルのチェン・ユィメイ(陳玉梅)と争い、カラオケで歌を競う。若く美しくそして歌の上手い麗君に皆拍手を送り麗君は勝ったとにんまり。それをたまたま孫の項前進と、音楽プロデューサーのタン・ズミン(譚子明)が見ていた。自分のバンド「ザ・フォワーズ」のボーカルに逃げられたところだった前進は彼女をスカウトしようとするが、孫の姿を見て動揺した麗君は逃げ出した。
前進は麗君と一緒にいた李大海なら彼女の居場所を知ってるかもと彼の家を訪れると果たして麗君がいた。前進は麗君に歌ってくれと頼み込む。試しにフォワーズの曲を聞かせてもらったが麗君にとってはロックはうるさいだけで理解できない。こういう曲だったら歌ってもいい、と麗君が歌ってみせたポップな曲…その曲でフォワーズは一気に注目を集める存在となった。
バンドオーディションに出たザ・フォワーズ。その審査員はあの譚子明だった。孟麗君の才能に一目惚れしていた譚プロデューサーは是非にとフォワーズをライブハウスのイベントに出させる。
その頃、李大海は行方不明になっている沈夢君の靴や衣服、身分証を麗君の荷物の中から発見する。麗君が夢君をどこかへ連れ去ったのではと疑った李はゴルフクラブを持って彼女を待ち構えるが、歳で体は上手く動かずあっさり返り討ちに。麗君が好きな女の若い頃を思い出せないの?と昔の写真と自分を見比べさせる。まさか本当に…?李は唖然とする。
項国斌は自分たちが母を追い出そうとしたから母は家出してしまったのだと後悔していた。麗君の秘密を知った李は国斌を呼び、沈夢君は旅行出かけたが心配ないと言っていたと伝える。そして自分が沈夢君と結婚すればそちらの家事情も丸く収まって万々歳だろうと提案する。それを聞いた麗君は仰天し、また李の実娘も猛反対して大騒ぎに。
直後に出たフォワーズのライブのリハーサルは散々だった。譚プロデューサーも頭を抱える。がっかりする前進に麗君は本番では曲目を変えバラードで勝負しようと言う。昔の恋人を想うその歌は観客を魅了し、前進や譚プロデューサー、ライブを見に来た李も目を潤ませる。
打ち上げで喧嘩に巻き込まれた麗君は足を怪我した。帰宅し李が彼女の足の手当てをしていると、李の娘は若い女狐が父を篭絡し財産を狙っているのだと逆上し麗君は追い出されてしまった。途方にくれたその時、譚プロデューサーから電話が。麗君は思い切って彼の家に泊まらせてくれるよう頼む。
李は大学の項国斌の元へ押しかけ、孟麗君が実は沈夢君の若返った姿なのだと訴えるが、国斌は李がボケてしまったのだろうとしか考えない。
フォワーズは新曲を譚プロデューサーに聴かせるがプロデューサーはどれも同じような曲でダメだと指摘する。作曲担当の前進は怒って出て行ってしまった。麗君はバンドメンバーから、前進が麗君の事を好きで、でも彼女が譚プロデューサーの家に泊まった事を知って傷心しているのだと聞かされた。
久しぶりに李の家に行った麗君。李は麗君の顔を見て、最近好きな人ができたんだろうと言う。彼女が亡くした夫と会った時のような顔をしていると。そしてもう遊びに来ない方がいいと告げる。こんな若い子がおじいさんにしょっちゅう会いに来ていては他所からどう言われるかわからないからと…。
その夜、譚プロデューサーから食事に誘われた麗君は彼から美しい髪飾りをプレゼントされ告白された。でも私が突然おばあちゃんになったら、それでも私を好きでいてくれる?そう訊くとプロデューサーはその時は自分もおじいちゃんになっているさと笑って答える。その時李から電話が。入院していた陳玉梅が亡くなったとの報せ…。
ある日帰宅した項国斌はフォワーズの打ち上げ写真を見てふと李の言葉を思い出し、急いで古いアルバムを探し出した。孟麗君は確かに、昔の母と瓜二つだった…。
大きな野外フェスの前座を任されたフォワーズ。だが時間が迫っているのに前進が戻ってこない。自転車で買出しに出かけた前進はその帰り道にトラックにはねられ病院へ搬送されていた…それを知った麗君はしかし、この曲を皆の前で見せることが彼の夢だったと、前進の代理を立ててライブを敢行した。
ライブ終了後麗君は急いで病院へ。既に家族や李も集まっている。前進に輸血が必要だがAB型は家族の中でも祖母の沈夢君しかいない。私はここにいる…そう言いかけた麗君を李は押しとどめ連れて行く。今真実を話してしまえば、せっかく歌手として生きていく人生、そして新たな恋人と歩んでいく道を諦めることになる、と。
しかし麗君は前進を助けると彼の病室へ向かう。その彼女に国斌が声をかける。あなたがもし沈夢君という女性を知ってるなら彼女に伝えてほしい、彼女は早くに夫を亡くし女手一つで息子を育て苦労続きだった、もし人生がもう一度あるのなら、短命の夫と結婚しないよう、親不孝な子供を産まないよう、同じ苦労をすることのないよう生きてほしいと。前進は私たちが助けるから、あなたの好きなように生きてほしいと。麗君は答える、それはできない、だって私はあなたの母だから…。
ザ・フォワーズのライブがテレビで中継されている。沈夢君と項国斌、楊琴はソファに並んで前進の晴れ姿を見ては喜ぶ。沈夢君の髪にはあの美しい髪飾りがついている…。(終)-------ここまで]
いやけっこうジーンと来た。
おばあちゃんが突然若返って、若い頃出来なかったことを思いっきり楽しんじゃうという、コメディにはいたってよくあるプロットなんだけど、この作品ではコメディ色は控え目で老いってなんだろう歳をとるってなんだろうとかけっこう生真面目にテーマを掘り下げてるような感触。
若い頃叶えられなかった恋、そして新しい恋、新しい夢…若返った主人公の目の前に無限に広がる可能性の中でどれを選択すればいいのか。そしてその選択を左右するのは今まで生きてきた人生経験で…今の一瞬一瞬ひとつひとつの選択が後悔することのない大切なものだと心に呼びかけるハートフルコメディに仕上がってる。
若返った主人公・孟麗君を演じるヤン・ズーシャン(楊子姍)が素晴らしいのよ。カワイイのに加えて、それとのギャップとなるおばあちゃんぽい所作にいい意味で笑ってしまう。背中を丸めがちでややがに股歩きになってる所なんか、よく観察してるなぁと。
そして譚プロデューサー(演/チェン・ボーリン(陳柏霖))がねぇ、イケメンすぎ。この人モデルだろうな。芝居はともかく顔が良いw も少し若い世代は項前進役のルー・ハン(鹿晗)がヒットするのでは。この人は韓国のアイドルグループのメンバーらしい。可愛い系の男の子が好きな方はぜひ。
とまぁ若干アイドル映画路線ではあるけど(一応コメディだし)、物語自体もとてもいい話なのでおすすめです。
YOUKU
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