バベルの塔展 | あさひのブログ
「バベルの塔」展へ行ってきました。東京で開催されてる頃からなんだか凄そうだと思ってたのですが。
ピーテル・ブリューゲル一世の「バベルの塔」ほか、オランダ・ボイマンス美術館所蔵作品の展覧会のようです。

前半はオランダの古い宗教画や彫刻など。キリスト教系の宗教画ってちょっとカルト臭が強くて苦手だな…。彫刻はめずらしく木製だったのですが、仏像とは全く異なるドレープの彫り出し方に感嘆。布の立体感質感が超リアル。これはまず粘土か何かで試作してそれを見ながら彫るのかな。
後半はヒエロニムス・ボスとその周辺、そしてブリューゲルの作品。一転して寓話的な世界へ。ところがこれつい最近行った「ベルギー奇想の系譜展」と非常に重複してまして…。同じ作品も多く並んでました(版画なので何枚も現存するのね。)
目玉の「バベルの塔」は一番最後に展示されてるのですが、その前にいくつもパネルによる解説や超拡大コピーで作った塔の立体一部分とか、なんだか凄そうだと期待を持たせてくれるのですが、そういったアオリが強過ぎて実物目の前にしたら「小っさ!!!( ゚ロ゚)」と逆にびっくり。もっと壁一面くらいの大作かと思ってたら普通の、一人でも持ち運びできるサイズです。ただ中身は非常に細かく描かれてます。あまり近寄っては見れないので、すぐ向かいに展示されてる特別に拡大されたレプリカでじっくり鑑賞するのがおすすめ。


写真撮影コーナー。なんで通天閣と比べるのん?あべのハルカスと比べてもらわな。

ミュージアムショップではこの「バベルの塔」グッズを中心に…かと思いきや、半分くらいはブリューゲルの多くの作品に象徴的に出て来るキャラ(いや、キャラじゃなくモチーフか…)の「大きな魚は小さな魚を食う」を用いたグッズが多くてグッジョブ!(°∀°)b  Tシャツに缶バッヂにカップにぬいぐるみに…このキモカワイさを売りにするセンスが好き。若者におすすめw 最初の堅苦しい宗教画に惑わされずにぜひこのブリューゲルのシニカルでユニークな世界を体験しに行ってください。


展示室外の特別展示(無料)
「バベルの塔」の中ってどういう構造なの?というなにげない疑問に真正面から向かった企画。漫画家の大友克洋さんがシフォンケーキをカットしたようなバベルの塔を描いてます。
建築学的な観点から見ても、ブリューゲルは外見だけではなくきちんと中身も考えて描いてたそうですよ。


ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 —ボスを超えて—
7/18(火)-10/15(日) 国立国際美術館

国立国際美術館
駅からは遠いので市バスをおすすめします。



長いものに巻かれろ