王牌逗王牌 | あさひのブログ
アンディ・ラウ(劉徳華)とホアン・シャオミン(黄暁明)のW主演映画。

「王牌逗王牌」(2016年 監督/王晶 主演/劉徳華、黄暁明)
103分

※日本語版はまだありません。

王牌はその字の通り、ゲームで一番強い駒や札のこと。逗はからかう、笑わせる。
50代イケメン俳優のキングたるアンディと30代イケメン俳優のキングたるシャオミンのコメディ対決!みたいな意味合いなのかも。

――少量の水を与えるだけで瞬時に成長し果実をつける植物の種、"上帝種子(神の種)"がスイスで開発された。その研究を洛ファミリーが買い取ろうとしている…そんな情報が香港国際警察にもたらされた。その種があれば世界の飢餓を救うことができるが、一方で農業大国は大打撃を受け経済は大混乱に陥るだろう。洛ファミリーとは伝説の大盗賊の子孫だが今はIT・科学技術関連会社を経営する大富豪として名を馳せている。
指令を受けた国際警察官の"宝爷"こと洪精宝は洛ファミリーのビルに潜入し、神の種の取引現場を見張る。だがその商談中に突然5,6人の男女が乱入し音波銃を乱射、神の種とそれを開発した博士を拉致してあっという間に姿を消した――

[ここからネタバレ--------
神の種を奪ったのは日本の犯罪組織、新月組と判明。さらに新月組はかの悪名高い犯罪組織K-MAXと取引するようだ。K-MAXに神の種が渡れば最悪の事になりかねない。
宝爷は洛邸を訪れ、若き当主・洛家豪に神の種を悪の組織から取り戻すのに協力してくれと頼むがあっさり断られる。そこで自分と勝負して勝ったら協力してもらうと強引に挑むが、何をやっても家豪に勝てない。そしてスーパーカー対決中に宝爷の車はスリップしてトレーラーに激突し病院へ運ばれた。
すったもんだありながら結局家豪は宝爷に協力することとなった。

K-MAXの幹部"鉄鷹"が入国したとの情報。宝爷、洛家豪とその妹・洛家欣、弟分"A夢"は鉄鷹のいるカジノへ潜入。鉄鷹はカード勝負で敗けた逆恨みで家欣に乱暴しようとするが、家豪がかけつけ激しい戦いの末逃亡。家豪は後を追うが新月組の罠にかかり拉致されてしまった…。
廃墟に連行され拘束された家豪は無理矢理毒虫を飲み込まされる。体の中で成長、増殖し最終的に宿主の体を突き破って出て来るという恐ろしい虫だ。家豪はそのまま置き去りにされ絶望の淵に立たされるが、そこへ戻ってきたのが新月組の一人"風舞"。風舞はなぜか家豪から虫を吸い出してくれたが、何も言わずに去って行った。その後かけつけた宝爷らに家豪は救出された。

新月組はイタリア・ミラノに秘密の実験室を持っているらしい。神の種と拉致された博士はそこに連れていかれたようだ。家欣がハッキングした情報によれば、実験室のドアは虹彩認証によるロックがかかっている。独身熟女の室長ソフィアの虹彩情報を盗むため、自称色男の宝爷がハニートラップを仕掛けようと提案。だが新月組の刺客に襲われ宝爷は負傷してしまい、代わりにA夢がソフィアを誘惑しようと奮闘するが見向きもされない。ところがソフィアは洛家豪に一目惚れ、家豪はホテルに連れ込まれ襲われそうになるもなんとか切り抜け彼女の虹彩情報を入手することに成功した。
新月組のリーダー"雪姫"は神の種を取引するためK-MAXのリーダー"雕爷"と会うが、雕爷は雪姫を殺害。新月組の実験室には既に鉄鷹が向かっていた。実験室に潜入した家豪は鉄鷹と鉢合わせし壮絶なバトルとなる。そこへ風舞がやってきて家豪と風舞は鉄鷹を倒して神の種を取り戻し脱出する。

無事神の種を取り戻したと大喜びの宝爷や国際警察だが、今度は洛家豪の母がK-MAXに拉致されてしまった!一同は急ぎK-MAXのアジトへ向かう。
指示通り神の種を修めた箱を持参した家豪と風舞。雕爷を罠に嵌め人質にとるが、実は雕爷と呼ばれるその男は影武者、本当の雕爷は黒衣の女だった!真の雕爷は母に銃口を向け、家豪は引き下がるしかなかった。神の種はついにK-MAXの手に渡る。だがその時、宝爷らの作戦が開始されアジトを急襲。雕爷は家豪の母を連れて飛行機で逃亡、家豪らも宝爷の準備したヘリを使って後を追いK-MAXの飛行機内へ飛び移る。家豪、風舞、宝爷は雕爷と対峙し激しい戦いが繰り広げられる。戦いの最中雕爷が落とした神の種を拾った家豪はすかさず雕爷の口の中に放り込んだ。見る見る間に木の枝が彼女…いや、彼の体を突き破って成長し、立派なマンゴーの実が鈴なりに。
雕爷を倒したが飛行機は戦いで故障し墜落の危機。脱出用パラシュートで家豪の母、風舞は脱出し、最後のパラシュートを宝爷は家豪に押し付け無理矢理脱出させた。高度を下げていく飛行機の操縦席についた宝爷は二年前に別れた元妻に久しぶりの電話をかける。そして死を覚悟した宝爷の視界の中に、パイロット用の緊急脱出ボタンが目に入った…。

全員が無事生還し幾日語った頃、洛宅では家豪の母の誕生パーティが盛大に行われていた。神の種の存在は世に知られることなく消え、世界は変わらなかったがそれでよかったのだろう。
と、宝爷を呼ぶ声がして振り向くとそこには別れた妻の姿があった。(終)
-------ここまで]

もっとドタバタなコメディなのかなと思ったら、いい感じにアクションも派手でちゃんとわかりやすいストーリーも立ててあって。W主演をかっこよく見せる隙のないアイドル映画で小気味良い作品!
これ親子で楽しめるなー。40~50代のお母さんとその娘さんに仲良く見に行ってほしい。アンディの方は夫婦愛を、シャオミンの方はアバンチュールな恋愛をからめてるので二人のイケメンをそれぞれの観点から楽しめる。(°∀°)b

基本的には刑事とアウトローがタッグを組んで悪の組織を潰すと言うハリウッド的物語だけど、それを至る所でパロディ化したり漫画みたいなギャグを挟んでて笑える。そしてまさにドラえもんのごとく次々と夢の道具みたいなのが出てきてそれで窮地を乗り越えちゃうところが面白いし和むというのか、なんだか爽快。アクションもカンフーの近接戦多めでほど良いハラハラと、そして必ず最後にギャグで落とすとこはジャッキー・チェンの映画みたいな手堅さ。日本でもウケそうなエンターテイメント作品。ひとつだけ障害になるとすれば、悪役が日本の組織という所かな…今さら歴史的なものを引きずってるわけではなく、むしろIT等の高い技術力をもっているという意味で日本に設定されてるだけなんだけど。

アンディが演じる洪精宝は、優秀なはずなんだけどどこか抜けてる刑事で、全般的にボケ役でそんなに格好良くない、けど肝心なところで活躍するという例のパターン。憧れというより親近感が沸くようなキャラ。一方、シャオミンが演じる洛家豪は冷静でそつのない完璧キャラ、若い子に確実にウケるイケメンらしいイケメン。どちらもアクションシーンが多いのだけど、アンディはけっこう自前でやってんじゃないかな。役柄上必死そうな顔してるけど動きに余裕があるように見えるしw あと鉄鷹役のウー・ユエ(呉樾)がねぇ、もーカッコイイの!見た目もイケメンだけどアクションがとっても見ごたえ有り。女優陣はすごくモデル系。芝居はともかく若くてキレイな子ばかり。洛家欣役の子なんかはこれからどんどん活躍していきそうという期待感。

洛天豪の弟分の"A夢"はあだ名で、作中で示唆されているようにドラえもん(哆啦A梦)からとられている。刀や忍者っぽいものを出してきてたりする所なんかも、やっぱり日本のアニメの影響力は強いんだなぁと。


YOUKU
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