大唐王朝展 | あさひのブログ
セレブの街・御影にある白鶴美術館へ行ってきました。

高級住宅街すなわち山の上にあるので、駅から15分程度だけどすんごい傾斜で息が上がる…。もちろんセレブな皆様はお車で行くんでしょうけどね。(※市バスもあります。)

現在開催されている秋季展「大唐王朝展」。
コレクションの中の、唐時代の銀や青銅の鏡や器、装飾品などを中心とした、全部で何点だったか正確にはわからないけど体感で60点くらいの貴重な品々が。

唐代というと日本では聖徳太子よりちょっと後、ナント(710)立派な平城京のころか。
中国では仏教をはじめ西洋文化が入って来て華やかな文化が開花した時代。
細かい、本当に細かい装飾がびっしりと刻み付けられた金属製品。花や鳥、神々しい動物の姿が所狭しと描かれていてすごい仕事!
残念ながら青銅製品は錆によってその本来の姿が失われている部分が多いのですが、青銅製品の装飾として一部金が使用されているものは、全体が青さびびっしりなのに金の部分はまったく腐食なくキンキラキン☆な輝きを保っていて、やっぱり金は不滅の資産なんだなぁなんて下世話な考えも(^▽^;)

小さな杯やちょっとした小物入れに描かれた絵が、なにやら縁起がいいだの他とは違う巧みさがあるだの解説を読みながら眺めてましたが、思うことは、当時の金持ちってヒマだよなぁって事!
より手の込んだ品を手に入れては仲間に見せあって楽しむという道楽に使うだけの品であって、たぶん実際に酒を飲むのに使ったりしてないはず。(墓に入れる副葬品として作られたものも多いようです。)
庶民は汗水たらして畑耕して食べることに精一杯なのに!とこの贅沢すぎる品々を見てややイラッとくるのは根が庶民だからですね…。(^_^;)

中国の時代劇の豪華な衣装やセットを見て「いやいや当時こんな派手派手しいわけないだろう」と思ってましたが、実際にドラマみたいな色とりどりの衣装やキンキラキンの装飾、つるつるぴかぴかに光るフローリングな床だったのかもと思わせる、手の込みよう金のかかりようがわかる、現代でもちょっとやそっとじゃ真似できないような品ばかりでした。

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さてこの白鶴美術館は、日本酒メーカー白鶴の代々の社長がコレクションしてきた日本や中国の古美術品を所蔵しているところで、建物自体が昭和初期のすごいお金持ちのお屋敷という感じ。


風情ある中庭。綺麗に手入れされてます。




そしてこの日は「秋韵(しゅういん)~二胡と揚琴が紡ぐ秋の風」と題して二胡と揚琴の演奏会が。
二胡は二本の弦を張った胡弓(胡琴)で、チェロのように馬の毛で作った弓で弾く楽器。中国というよりモンゴルの方の流れをくむ弦楽器。揚琴は琴のように沢山張った弦を竹のばちで叩く楽器でチェンバロを少し柔らかくしたような音が鳴ります。

唐代の詩にからめた、伝統音楽から現代音楽、オリジナルなど10曲を披露。
胡弓の音はどこか哀しげででも懐かしいような、秋という季節をよく映していて紅葉の季節にピッタリの音楽会でした。


大唐王朝展
9/17(土)-12/11(日) 白鶴美術館本館

白鶴美術館
阪急御影駅から徒歩約15分(坂道!)。ちょっとわかりにくいのでホームページをご覧ください。