「秦時明月」(2015年 監督/李国立 主演/陸毅、陳妍希、蔣勁夫)
全58話

※日本語版はまだありません。
――秦帝国の圧制の時代。少年・天明の村に突然皇帝の兵がやってきて村を焼き払う。兵はなぜか天明を探しているようだ。取り囲まれた天明を救ったのは剣の達人・蓋聶。天明はわけがわからないまま蓋聶と逃亡するが、途中で一人の女が蓋聶を兄の仇だといって立ちふさがる。女は墨家(墨子の教えを守る一派)の名医と名高い端木蓉。皇帝を暗殺しようとして失敗し殺された英雄的存在・荊軻を兄と慕う彼女は、荊軻にとどめを刺したと言われる蓋聶を強く憎んでいた。だがその蓋聶から、この天明少年が荊軻の実の息子だと聞かされ手を止める――
秦の始皇帝時代を舞台にした特撮アクションヒーロー&ラブストーリー。小中学生とそのお母さん向けのキャラクターもののアイドルドラマ。物語がバトルもの少年漫画とベタベタの少女漫画を合体させたような薄っぺらさで、わかりやすくて最初は入り込みやすいけど、だらだら恋愛話を続けられてウンザリしてしまい23話まで見てリタイア…。
調べてみると原作は同名の大ヒット3Dアニメ。これはその実写版というわけ。なので基本の物語は少年漫画らしいアクションヒーローものだけど、実写化するにあたって視聴率を担う20~30代女性向けに恋愛要素を入れた結果しょーもなくなってしまったというのが実態のよう。
おそらく本来の主役であろう少年・荊天明が、親友でライバルの項羽(少羽)と本来のヒロイン高月を取り合いながら喧嘩したり協力したりで成長していく物語だったんだろう・・・けど、このドラマはこの少年少女らの師匠筋に当たる蓋聶と端木蓉の二人をドドーンと前面に押し出してるせいでまっったく面白くない!実は天明や高月には隠された出生の秘密があって…とドラマになりそうなエピソードを持ってるのにそれが全然生かされてなくて、蓋聶と端木蓉がラブラブだったりケンカしたり悩んだりをじっくり描き過ぎて、いやアンタらに興味はないし!ってさすがにキレた。木蓉を演じるチェン・ヤンシー(陳妍希)はかわいいしヒロイン張るだけの魅力あるからいいとして、その相手役の蓋聶が…大根!!この人まったく芝居ができない。すまし顔一択、どんだけ素人よ!(-""-;)
対して天明を演じるジァン・ジンフー(蔣勁夫)はすごくベテランの空気で二面性ある役も軽々こなし、あとこの人武術も自前でできるっぽくてアクションも相当キマっててかっこいい。15歳の役をやるには体格良すぎて無茶が過ぎるとはいえ、きちんと主役にしてあげてほしかったなー。
出演してる俳優さんの年齢層がみんな同じくらいなのに、配役は10歳くらい違う世代をやってて、それが視聴者にはわからない。一応時代劇では髪の結い方や髭の有無で設定年齢がわかるんだけど、このドラマはみんな髭なしで物語の演出上髪結ってなかったりで全然わからない。そことそこは同世代じゃなかったのかー!?って混乱しまくった。
あと項羽をはじめ歴史上の人物もぽろぽろ出て来るんだけど、趙高(始皇帝お付きの宦官)や張良(劉邦の軍師)が左道使いだとかムチャクチャな設定。ま、これはあくまで歴史をモチーフにしたファンタジーです。
YOUKU
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