「キープ・クール」(1997年 原題「有話好好説」 監督/チャン・イーモウ 主演/チアン・ウェン)
95分
キープ・クール [DVD]/レントラックジャパン

¥5,076
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原題は「ちょっと話し合おう」。邦題から察するに「まぁまぁ落ち着け、ちょっと話し合おうじゃないか」の意か。現代劇で、ラブストーリーかと思ったんだけど…。
――趙少師は恋人の安紅に振られるが、諦められない彼はなんとかよりを戻そうと彼女につきまとい、彼女のアパートの前で大声で名前を呼び好きだと連呼するが安紅は無視し続ける。周囲の住民が迷惑がって追い払おうとするが少師は人を使ってしつこく呼びかける。
安紅は新しい恋人でヤクザの劉に、少師を追い払うよう相談する。劉は少師を見つけると手下らと一緒になってボコボコに殴った。
病院で治療を受けている少師の元に一人の男がやってきた。そしてパソコンを弁償してくれと言う。劉との喧嘩の際に少師は通りがかったその男・張秋生の持っていた鞄を奪って叩きつけたのだ。鞄の中には買ったばかりのノートパソコンが入っていた…それを弁償しろと言うのだ――
[ここからネタバレ-------
少師は、パソコンが壊れたのは自分のせいではない、殴って来た劉が悪いと屁理屈をこねて逃げ出す。秋生は彼の家を探し当て訪ねるが、少師はパソコンは劉に弁償してもらえの一点張り。
秋生は少師と共に劉の経営するナイトクラブへ。なんとか穏便に話をつけたい秋生だったが、なんと少師が出刃包丁を持参していて殴られた恨みを晴らすため劉の右手を落としてやると大暴れ。結局少師は逮捕され一週間の拘留の後釈放された。
少師は、劉に殴られたと知って心配してやってきた安紅とよりを戻せそうないい雰囲気になるが、タイミング悪く秋生が訪ねて来て大声で騒ぎ出したため安紅は呆れて帰ってしまった。
秋生は少師をとあるレストランに呼び出す。秋生は劉とうまく話をつけて、パソコン弁償代も合わせて5万元を支払ってくれることになったと言う。この後劉もここへ来る約束だ。だが少師はまだ劉への復讐を諦めていなかった。賠償金の額がどうであれ、奴の右手を落とさないことには気が済まないと出刃包丁を見せる。震え上がった秋生はなんとかして思いとどまらせようと必死の説得を続ける。だがいくら説得しても少師の決意は固い。秋生はその場を逃げ出し電話で劉に知らせようとするが劉は既に家を出ていた。追ってきた少師に力づくで引き戻された秋生は暴れて抵抗するが、少師は彼が気がふれた病人だと言いふらして従業員や支配人の同情を買い、発作が落ち着くまでと言ってレストランの倉庫に拘束し閉じ込めた。
これで邪魔者はいなくなった…機嫌よくフロアに戻りカラオケに興じる少師。そして劉がやってきた。劉は今回のいざこざはこれで水に流そうと、秋生が言ってた通りの5万元をテーブルに並べる。だが少師は劉の手を切るためにわざと金を目の前で数えてくれと頼む。劉はゆっくり札束を数えてはテーブルに置く。そのタイミングを見計らい、いよいよ包丁を振り上げようとしたその時、突然天井のスピーカーが落下して劉を直撃、負傷した劉は病院へ運ばれて行った…少師の前に残されたのは5万元の現金だった。
少師がレストランを出ようとすると、従業員が悲鳴を上げて逃げ回っている。なんと拘束していた秋生が脱出し包丁を振り上げてコックを追いかけまわしていると言うのだ。実は秋生は拘束されている間にここのコックに因縁つけられ散々いたぶられていたのだ。殺してやるといつかの自分のように目をぎらぎらさせている秋生に少師は、本気で殺る気があるのなら俺の腕を切り落としてみろ、それができないなら包丁を置け、と説得する…。
結局秋生は逮捕され一週間の拘留の後釈放された。警察署を出た彼の前に迎えの車が。運転手は人に頼まれて来たと言う。車には新品のパソコンと手紙が置いてあった。それは少師からだった。手紙には、自分が劉を襲おうとするのを必死で止めてくれてたことに感謝していると書かれていた。秋生は手紙に書かれている住所へ向かう…。(終)
------ここまで]
正直15分くらいで既に退屈でイヤになった。でもレビューでは最後にどんでん返しぽいオチがあるような雰囲気だったので最後まで見た。うん…この1時間半返せ。
監督の名で選ぶと痛い目に遭うサブカルチャー作品。(B級C級とかではなく。)
まさかあんな有名な、エンタメをばんばん作ってる監督が、こんな新進気鋭の若手監督が撮るような作品作るとは思わないじゃん!!ヽ(`Д´)ノ
話のトーンは最初シリアスなのかと思う展開で(これは当時の中国の文化・時代背景がわからないので日本人にはしょうがないと思うんだけど)30分くらいしてからやっとコメディタッチに描いてるつもりってのが判明して、だからそれまでツラい。コメディとして見るとそれはそれであんまり可笑しくないのでどうなん!?って。「三槍拍案驚奇」にしても笑いの的が外れてるし、この監督コメディ不得手?
主人公の少師が、ダメ男の設定だけどそれがビミョーで…チアン・ウェンがイイ男っぷりのテイスト入れちゃうからダメさが中途半端。序盤のストーキングも純愛ぽくも見えてしまうから笑えん。ヒロインの安紅は西洋モデルのような美女で特に目を引くけど後半全く出てこない。この子と少師のラブコメかと思いきや本筋は少師と冴えないサラリーマン秋生とのやりとり。だったら前半の安紅とのからみはもっと少なくていいじゃん!この時間配分も意味わからん。
そしてオチは…どんでん返しってわけではないけど、さすがにオチはちゃんと納得いくもので、そこは名を保った感が。最後の15分だけ見ればガッカリしなくてすんだかもしれない。最後の15分はちゃんとハラハラもしたし、人の心情をじっくり描いててよかった。
TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
19勝15敗3引分け。