あるタレントが結核にかかったという報道を夕方のニュース番組で観た。チラッと観ただけだから、全てがそうとは言えないけれど、そのタレントをまるで結核をばら蒔く人間のように放送していた。このタレントが結核をばら蒔きました、みたいな。なんかヒドイなと思う。

病気なんだから仕方ないじゃないか。まずは、一刻も早い回復を願うべきだろうに。

たしかに、結核は深刻な病気だろう。一昔前は、不治の病と言われていたぐらいだから。けれど医療が進んだ現代で、これ程までに大騒ぎする必要があるのだろうか。なぜパニックになるのだろう。

例えば結核で、5000人が死んだとしたら大騒ぎになるだろう。しかし事実として毎年5000人以上、交通事故で死亡している。5000人の交通事故死は、社会的にパニックを起こさない。なぜなら、予測可能だからである。毎年の交通事故死亡者数は、おおよそ予測済みなのである。

わけの分からない、予測の出来ない、未知のものに対しては、社会は上手く対応出来ないのである。しかし、この世界は人間の意識だけで成り立っているわけではない。意識化できない部分が大半である。自分の身体でも、普段は呼吸しようと思って呼吸はしてないし、心臓を動かそうとして動かしてない。意識とは関係なく勝手に動いている。

地震はいつ、どこで起きるか分からない。危機管理と言われるけど、危機は管理できないだろう。日本は地震大国なのだから、未知の危機に対して免疫はあってもいいはずだろう。結核で、それほど大騒ぎすることではないと思う。