お店で、いつも活躍してくれている「LUXKIT-A3600」と「LUXKIT-A3300」ですが、最近、音がおかしいのでメンテナンスをすることにしました。

 

と言いましても、私にはそんなスキルもありませんので、いつもアンプ作りでアドバイスを頂いております「ブログ友」さんに無理を言ってお願いしました。

 

先日、完了して帰ってきました。

「LUXKIT-A3600」です。

出力管の「8045」という真空管は、とっくに駄目になってしまいましたので、「GE・6550」に変えてあります。

 

久しぶりのメンテナンスでしたので、悪い部品がたくさんありました。

怪しいものは、すべて交換していただきました。

 

一番の問題児は、この「LUXKIT」と名前が印刷されていますドライバー管の「6240G」という双3極管です。

この真空管は、この「LUXKIT-A3600」のために作られた真空管のようで、今はなかなか手に入らない真空管のようです。

 

もちろん私が、ストックしているわけもなく、「ブログ友」さんが「6FQ7」をお持ちでしたのでそれで代用していただきました。

「真空管」が変わると、あちこち調整が大変なようですが、何度も繰り返し調整いただいたようです。

代用していただいた真空管です。「東芝・6FQ7」です。

 

「GE・6550」をプッシュプルで使っています。ソケットの位置と真空管がマッチするようにカラーの印を貼ってあります。

 

この出力管は、真空管同士が接近していますので、かなり熱くなります。

少しでも、温度を下げようと後ろから風を当てています。

 

 

プリアンプの「LUXKIT-A3300」もメンテナンスしていただきました。

 

真空管などは、問題なかったようですが、この「ヘッドフォン・ジャック」が曲者で、接触が悪く片方の音が時々途切れたりするようです。(具合の悪かったジャックです。)

「ヘッドフォン」だけではなくて、スピーカーからも音が出なくなります。

このアンプは、設計上このジャックに問題があると音が出なくなるようです。

まさか、こんなところに原因があるとは・・・・・

新しいものと交換していただき、問題は解決されたようです。

 

 

 

お店でいつも使っています「Altec 844A」につないでみました。

以前よりも、歯切れよくクリアな音色になったように思われます。

出力は、測定で「38W」ということですが、高能率の「Altec」では、十分です。

 

今回のメンテナンスで、細かな所も手を入れていただきましたので、あと何年も元気に鳴ってくれると思います。

 

「ブログ友」さん、無理なお願いでしたが、ありがとうございました・・・・・お世話になりました。