先日、お知り合いの方から、「ノートパソコンのDCジャックが破損してしまいました。」と連絡を頂きました。
「マウスコンピューター」の「MB-B502E」というマシンのようです。
「DCジャック」の中のピンが折れてしまっていました。
直す方法は、「DCジャック」の交換しかないようです。
部品を探しましたが、マウスコンピューターに合うものが見つかりませんでしたが・・・・・
私の記事を見て、「kameblues」さんが、ヒントになる動画を紹介してくださいました。
この動画では、「asus」のマザーボードの修理ですが、「DCジャック」の形状がそっくりでした。
「ヤフーオークション」で「asus」の「DCジャック」が見つかり、即落して、昨日届きました。
左が、届いたもの・・・・・右が、外したものです。足の位置もぴったりでした。
「DCジャック」の交換作業は、マザーボードを外すことからスタートでした。
裏蓋を外すと、マザーボードが見えます。
「フラット・ケーブル」が、何箇所もありますので、この画像を付け直す時に参考にします。
「キーボード」を外さないと、外せない「フラット・ケーブル」がありました。
やっと、「マザーボード」が、外れました。表側です。
「マザーボード」の裏側です。
破損している「DCジャック」です。右の新しいものと同じサイズです。
実は、この破損している「DCジャック」の取り外しに難儀しました。
何しろ道具がありません。
「ヒートガン」があれば、5本の足のハンダを一度に溶かして外すことができるのでしょうが、「ハンダごて」で足を一本一本外そうとしてもできません。
そこで、足を表側、裏側とも「ニッパー」でカットして、「ハンダスッポン」で吸い出すことにしました。
この作業に使った道具です。
「ハンダスッポン」で、4本は簡単に吸い取れましたが、最後の1本が抜けませんでした。
使った「ニッパー」が安物で、根元からスパッと切れなくて、切り口がギザギザになってしまい、足の切れ端が引っかかってしまいました。
色々な物を使ってやってみました。
「リューター」で引っかかっているとろこを薄く削って、先の細い錐を使ってやっとのことで、穴が開き、試しに新しい「DCジャック」をセットしてみました。
問題なく、ピッタリでした。
足を抜いた穴を「無水アルコール」で拭いて・・・・・
「ハンダ付け」して・・・・・ハイ!完成です。
この新しい方の「DCジャック」のサイズは、内径「5.5mm」、芯「2.5mm」で、オリジナルのマウスコンピューターの物より芯が太かったのですが、手持ちにちょうどいいサイズの「DCプラグ」がありましたのでそれを使うことにしました。
「フラットケーブル」を挿し直したり、ネジを締めたりして、元の状態に戻し・・・・・
「電源ケーブル」を挿して、電源を入れましたら・・・・・無事に「Windows10」が立ち上がりました。
「DCジャック」が新しくなりましたので、もう少しの間この「ノートパソコン」は使えますね。
さっそく、夕方、宅急便で送りました。
何とか無事に終わりましたが、「kameblues」さんに動画を教えていただけなかったら、部品を調達できなくて、諦めなくてはならなかったです。
「kameblues」さん、本当にありがとうございました!!!