昨日、長野県上田市のジャズ喫茶「A 列車」さんに伺いましたが、もう一か所どうしても寄ってみたいところがありました。
旧丸子町(現在は、上田市)の「ザイデン・シュトラーセン」というカフェです。
そのカフェでは、コーヒーで煮込んだカレーを食べることができるそうです。
その昔、丸子町には「鐘紡」の大きな製糸工場があったそうです。
その跡地は、現在大きなショッピングセンターになっているそうですが、その一角に昔の建物のまま「ザイデン・シュトラーセン」というカフェがあるそうです。
この樹の向こうがその建物のようです。
正面から見ますと、立派な建物ですね。
車をすぐ隣の駐車場に停めました。
入り口前の「軒」も作りが昔を思わせます。
扉を開けて、中に入りますと、1階には、昔「製糸工場」だったころに使われていました道具が並んでました。
木製の階段を上がって、2階のカフェへ・・・・・
階段の木の減り具合も昔のままのようです。
黒い電話機もきっと昔使っていたもののようです。
驚いたのは、広さです。
ゆったりとしています。
このソファーに座りました。
天井は、木造でこれも昔のままのようです。
驚いたのは、部屋の隅に置かれてこのスピーカーです。
「タンノイ・オートグラフ」ですね。
「オートグラフ」を鳴らしているのが、このアンプです。
モノラルのパワーアンプのようです。
流れていたのは、最近の洋楽でした。
古いジャズが流れていると、もっと感じが良かったかもしれませんね。
お願いしました、カレーの付け合わせの「サラダ」です。
かかっている「ドレッシング」もコーヒーが使われているようです。
少し甘い「ドレッシング」でしたが・・・・・カレーの風味は分かりませんでした。
こちらが、本命の「コーヒー」で煮込んだカレーです。
「キノコ」と「牛肉」・・・・・生クリームがかかっていました。
驚いたのは、ご飯です。
このご飯も、「コーヒー」で炊いてあるそうです。
このご飯だけを食べてみましたら・・・・・やはりコーヒーの苦さとほのかにコーヒーの香りがします。
カレーをかけて食べてみますと、カレーの辛さが、コーヒーの苦さとあいまって少し甘く感じました。
始めて食べた味ですが、なかなかの美味しさでした。
カレーを食べ終わって、お薦めのコーヒー「ケニア」が届きました。
苦いかと思っていましたが、すっきりとして飲みやすい「ケニア」でした。
何から何まで「コーヒー」に関係して・・・・・
面白いですね。
お店の方に伺いますと、この「鐘紡・丸子工場」はとても広い敷地で、この建物は事務所として使われていたそうです。
「鐘紡」が、大きな工場でしたので、鉄道も走っていたそうです。
「旧信越本線」の「上田駅」の近くに「上田東駅」があって、そこから「丸子駅」まで、「上田丸子電鉄丸子線」が走っていたそうです。
途中に「丸子鐘紡駅」があったそうですので、その辺まで行ってみました。
この道路が、昔の線路跡のようです。
この近くに「丸子鐘紡駅」があったそうですが、今はその面影もありませんでした。
ただこの道路は、道の曲がり具合などから「昔の線路」を思わせるものがありました。
長野県もそうなのでしょうが、我が「埼玉県」も、昔「養蚕」が盛んで、今もその面影を残すところがあります。
美味しい「コーヒー・カレー」を食べて、いい音の「ジャズ」を聴いて・・・・・
いい日帰り旅行でした。
上田市丸子の「ザイデン・シュトラーセン」さん
住所:長野県上田市中丸子1623-1
電話:0268-42-6673
営業時間:11:30~14:00 (コロナで変わることがあるようです)
定休日:水曜日